マドリーからゴールを奪ったシャフタールのブラジル人FWがJ参戦へ! 母国メディアが交渉の詳報を報道

2020年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

人種差別被害に遭って移籍を検討

マドリー戦でゴールを奪うなど、デンチーニョの実力はいまだ健在だ。 (C) Getty Images

 興味深い一報が舞い込んできた。

 現地時間12月8日、ブラジル・メディア『Metropoles』は、シャフタール・ドネツクに所属するブラジル人FWのデンチーニョがJリーグ参戦を真剣に検討していると報じた。

 現在31歳のデンチーニョは欧州でも名の知れた存在だ。2007年に母国の強豪コリンチャンスで台頭し、2011年7月にシャフタールに移籍すると、センターフォワードやサイドバックやボランチ、ウイングなどをこなすマルチな才能を発揮。

 3試合に出場している今シーズンのチャンピオンズ・リーグでは、今月1日に行なわれたレアル・マドリー戦で先制ゴールを挙げ、2-0での勝利に貢献。その存在を世界に知らしめた。
 
 そんなデンチーニョだが、長年暮らしてきたウクライナで人種差別に遭い、子どもや奥さんにも被害が及んだことからシャフタール退団を検討しており、より安全な生活が望める日本で「あるチームと交渉中だ」という。

 また、同メディアは、デンチーニョがすでに家族とともに来日する準備を進めており、欧州の移籍市場が開いている来年1月、遅くとも2月までには日本のチームと契約合意すると報じている。

 Jリーグの新シーズン開幕に向けて移籍する可能性が高まっているデンチーニョ。かつて、コリンチャンスで同僚だった"怪物"ロナウドに「才能の待ち主」と言わせたマルチな点取り屋は、はたしてどのチームと交渉中なのか。その動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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