【ACL】横浜、決勝T1回戦で水原三星に2-3惜敗…エリキ弾で先制も、元鳥栖キム・ミヌに逆転弾を許し16強敗退

2020年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

6年ぶり4度目のACL参戦で初めて決勝トーナメントを戦う

右サイドからの高速クロスで先制点をアシストした仲川。(C) Getty Images

 12月7日、横浜F・マリノスはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦で水原三星(韓国)と対戦。2-3で逆転負けし、ラウンド16で敗退となった。

 6年ぶり4度目のACL参戦で初の決勝トーナメント進出を果たした横浜。前線にはエリキ、マルコス・ジュニオール、仲川輝人らを配置し、GKは今大会頭角を現わしている東京五輪世代のオビ・パウエル・オビンナが務めた。

 試合は開始3分、いきなりビッグチャンスを迎える。高野遼がペナルティエリア左からグラウンダーのクロスを供給。ゴール前で仲川が飛び込んで合わせるも、惜しくもゴールの右に外れてしまう。

 それでも20分、喜田拓也のスルーパスに反応した仲川がペナルティエリア右から低く鋭いクロス、これにエリキが上手く合わせ先制点を奪う。

 1点を先行し勢いに乗ると40分にも絶好機。カウンターからエリキがゴール前一気に抜け出し、深い切り返しから左足を振り抜くが、わずかに枠の左に外れてしまう。

 前半は横浜が押し込み、1-0でリードして折り返す。
 
 後半に入りボールを持たれる時間も増えるなかで、52分には大ピンチ。イム・サンヒョプに抜け出され、ペナルティエリア内からシュートを放たれる。しかしここはGKオビがビッグセーブを見せ、なんとか難を逃れる。

 だが57分、敵陣でボールを奪われ、最後はキム・テファンの強烈なミドルシュートを被弾。隙をつかれ、ついに同点に追いつかれてしまう。

 なんとか再び勝ち越したい横浜だが、前線でボールが落ち着かず、シュートまで持ち込めない。78分には前田大然、天野純、和田拓也を一気に投入し打開にかかる。

 しかし2点目を奪えないでいると82分、ショートカウンターから元サガン鳥栖のキム・ミヌにゴールを奪われ、痛恨の逆転弾を奪われる。さらに前がかりになるなかで、88分にもハン・ソクジョンにもゴールを許し3失点目を喫してしまう。

 それでも食い下がる横浜は、92分に途中出場のオナイウ阿道が意地の1点を返すが、結局反撃はそこまで。横浜は2-3で敗れ、初の決勝トーナメントは1回戦で姿を消した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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