「なんてステキな光景」「こういうの好き」王者を称える清水の粋な行動に、ファンや現役J戦士も大絶賛!

2020年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「清水はサッカー文化の深度が違う」

試合は89分に川崎・山根(左)が劇的弾を奪い、2-2のドローに終わった。(C)SOCCER DIGEST

 12月5日、川崎フロンターレは清水エスパルスとアウェーで対戦。この試合で起こった、日本ではあまり見慣れぬ光景が話題となっている。

 今シーズンの川崎は圧倒的な強さを見せ、J1を席巻。史上初となる2度の10連勝も達成し、先月の25日には4試合を残しながら史上最速優勝を決めていた。そのなかで、清水戦はJ1制覇後初の試合となったが、キックオフ前にホームチームによる思わぬサプライズを受けている。

 それは選手がピッチに入場する時のこと。清水のイレブンは一足先に姿を見せ、互いに向き合い横に2列で整列。そしてキャプテンの谷口彰悟を先頭に王者の面々が現れると、"花道"を通る彼らを拍手で出迎えるのだった。

 これは「ガード・オブ・オナー」と呼ばれる、優勝した選手たちを称えるために欧州ではよく行なわれる儀式で、清水の平岡宏章監督の提言により、Jリーグでは初めて実施されたという。

 心温まる光景にはファンも大絶賛。SNS上には次のようなコメントが続々と寄せられている。
 
「なんてステキな光景」
「こういうの好き」
「清水最高やん!激しく戦って、しっかり讃える」
「このチームしか勝たん」
「Jリーグっていいな」
「さすがサッカー王国静岡」
「清水はサッカー文化の深度が違う」
「サッカーはフェアプレー精神」
「これは是非毎年受け継いでいくべき!」
「サッカーに限らず日本スポーツ界にも根付いて欲しい」

 また、浦和レッズの槙野智章と、セレッソ大阪の都倉賢も、「素晴らしいなぁ」「リスペクト」と、それぞれ賛辞を送っている。

 ただ言うまでもなく、ゲームが始まればもちろん真剣勝負。セレブレーション後には熱戦が繰り広げられ、最終スコアは2-2のドローに終わっている。果たして今後、この行為は「文化」として根付くのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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