「全てがワールドクラスだ」モウリーニョが“ゴラッソ”炸裂のソン・フンミンを大絶賛!「彼は動物のように…」

2020年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人も満足げなスーパーゴール

圧巻のミドルシュートを決め、笑顔でゴールパフォーマンスを披露するソン・フンミン。 (C) Getty Images

「あぁ! クソ! なんてゴールだ」

 文字通りのスーパーゴールにトッテナム・ホットスパーの指揮官ジョゼ・モウリーニョは叫んだ。現地時間12月6日に行なわれたプレミアリーグ第11節、アーセナルとのノースロンドン・ダービーで、韓国代表FWソン・フンミンがゴラッソを決めた瞬間だ。

 一進一退の展開が続いていた12分だった。イングランド代表FWハリー・ケインからのパスを左サイドで受けたソン・フンミンは高速ドリブルを開始。そのままカットイン気味にバイタルエリアへ持ち出すと、ゴールまで約25メートルの付近から右足一閃。強烈なカーブがかかったシュートは名手ベルント・レノの守るゴール右隅へと突き刺さったのである。

 早くもシーズン10ゴール目となったソン・フンミンの圧巻のミドルが、このダービーにおいてトッテナムを優位に立たせたのは言うまでもない。それだけに2-0で勝利した試合後も指揮官は興奮気味に褒めちぎった。

 英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューに応じたモウリーニョは、こう語っている。

「クレイジーだ! クレイジー。私はソン・フンミンを見たが、表情は『どうだ』という感じだった。私の表情も同じだったはずだよ(笑)。もうひとつ誤解しないで欲しいが、彼らは動物のように働いてくれる。私は動物が大好きだ。ボールがないところで物凄いハードワークをしてくれるんだ。

 ソンは試合序盤にベジェリンとかなりやり合って、そのあとには、セカンドトップとして相手CBたちとやり合った。ゴールを決めることだけでなく、全てがワールドクラスの選手だ。素晴らしいやつだし、素晴らしいプロフェッショナルでもある。チームのために全力を尽くしてくれる」
 指揮官からベタ褒めされた当人は、「今日は謙遜することができない」と満足げに語っている。

「今日のゴールが"ワンダーゴール"だって? もしも、運が良かったゴールと考えれば、みんなそうではないと言うだろう。とはいえ、僕自身は運よく入ったゴールだと思う。でもいいゴールだった。自分たちの最初のチャンスでこのように得点することができて、本当に良かった」

 得点ランキングの単独2位に浮上したソン・フンミン。今のところその勢いはとどまる気配がない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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