現地時間12月６日、FC東京はアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）の決勝トーナメント１回戦で、北京国安（中国）と対戦し、０-１で敗戦。ベスト16で大会を去ることになった。試合後、フル出場した森重真人が取材に対応し、激闘を振り返っている。

　チャンスを作りながらもゴールを奪えず、警戒していたレナト・アウグストに右サイドを崩され、アランに奪われた59分の１点を最後まで取り返すことができずに敗戦。「優勝したかったんで悔しい」と切り出した森重は、こう続けた。

「そんなにチーム力の差はないし、レベルが高くなればなるほど、やっぱり最後のところは個人の能力の差になってくる。それを改めて感じられたのは、若手にとってもチームにとっても、この先何をしないといけないのかっていうところで、いい教訓になった」
 

　また、過去２回（2012、2016年）のACLでも決勝トーナメント１回戦で敗れている33歳は、「個人のところの勝負で、このベスト16はいつもやられているので、そこを打開しない限りはここから上には行けない」と話し、ベスト８以上に進めために「個の力」の向上を訴えた。

　中２日での超過密日程が続いたなかで、「とりあえず休みたい」と疲労が溜まっていることも明かした森重。まずはしっかりと休んだうえで、J１残り２試合、そして年始のルヴァンカップ決勝でカタールでの悔しさを晴らしたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部