【横浜】「恐れている人は…」“未知なる挑戦”を前に喜田拓也が強調したこと

2020年12月06日 サッカーダイジェスト編集部

「自分たちはここに歴史を変えにきた」

いよいよ決勝トーナメントが始まる。攻守に頼りになるキャプテンは「目の前の試合にすべてをかける」と一戦必勝を誓う。(C)Y.F.M.

 クラブ史上初となるACLの決勝トーナメントだ。

 12月7日、アジア8強入りをかけて横浜は韓国の水原三星と対戦。この試合の前日会見に臨んだキャプテンの喜田拓也は、「未知なる挑戦だと思いますけど、これまでF・マリノスの長い歴史の中で成し遂げられなかったことにチャレンジできる機会。非常に楽しみにしています」と気持ちを高ぶらせる。

「チームを見ても、誰も恐れている人はいない。こじ開けられなかった扉を、自分たちの力でこじ開けていきたい」

 集中開催地カタールに入ってから、2週間が経過した。これだけの長い期間、異国の地でチームとして行動することは「なかなかない」。貴重な経験のなかで、選手同士の絆がより深まると同時に、「チームスタッフの方々の姿もより見れるというか、チームに対する想い、選手に対する想いをすごく感じる」ことができているのはポジティブな側面だ。

「僕ら選手はピッチでその想いを表現しないといけない。日本に残っているクラブスタッフや、ファン・サポーターの方々の想いもしっかり届いている。そういった想いを絶対に無駄にしないように、横浜F・マリノスとして誇りを持って、自分たちで表現したい」

 チームを支えてくれる多くの人たちの想いをパワーに変えて、決戦の舞台に立つ。「全員がチームのためにプレーして、行動ができる」と改めて自分たちの強みについて言及する喜田は、「誰ひとり、恐れている人はいない」と繰り返し、「自分たちはここに歴史を変えにきた」と言葉に力をこめる。
 
 悲願のアジア初制覇に向け、トリコロールの戦士たちはどんな戦いを見せてくれるのか。

「すぐに優勝は手に入らないので、まずは目の前の試合にすべてをかけて挑んでいきたい」

構成●サッカーダイジェスト編集部

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