「本当に何もが素晴らしい!」地元メディアが鎌田大地の今季2ゴール目を大絶賛!「いとも簡単に…」

2020年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

鋭い飛び出しからゴールを奪取

味方の絶妙なパスに抜け出した鎌田のゴールを地元メディアが褒めちぎった。 (C) Getty Images

 鋭い飛び出しから鎌田大地が決めたゴールが話題を呼んでいる。

 現地時間12月5日に開催されたブンデスリーガ第10節で、本拠地にドルトムントを迎え撃ったフランクフルは1-1で引き分けた。

 3節のヘルタ・ベルリン戦以来となる白星を取り逃したフランクフルトだが、サポーターに強敵からの勝点3の希望を持たせたのは、立ち上がりの9分に鎌田が決めた一撃だった。

 最終ラインからマルティン・ヒンターエッガーが前線に鋭いロングボールを供給。これに反応した鎌田が、ライン操舵で後手に回ったエムレ・ジャンの背後を突き、絶妙なワントラップからGKロマン・ビュルキの脇の下を狙ったシュートを決めたのだ。

 相手守備陣のミスを見逃さずに、ホッフェンハイム戦(ブンデス第3節)以来となる今シーズン2ゴール目を決めた鎌田。チームを勝利に導くことはできなかったが、目に見える結果を残したサムライ戦士には、地元メディアからも賛辞が寄せられている。

 ドイツのローカルテレビ局『Hessenschau』は、「ドルトムントとの興味深い試合でも勝てなかった」と勝星を取り逃したフランクフルトを皮肉ったうえで、鎌田の得点シーンを次のように描写した。

「ヒンターエッガーからのロングパスに反応した日本人は、相手GKビュルキの前に忽然と姿を現すと、実に優雅に先制ゴールを決めた」
 
 また、地元紙『Frankfurter Rundschau』は、「ヒンターエッガーとカマダは完璧なチームワークとリーダーシップを発揮した」と褒めちぎった。

「立ち上がりから攻勢に出たフランクフルトはいくつものチャンスを創出し、そのうちの一つを成功に繋げた。ヒンターエッガーはここ最近のパフォーマンスから批判を浴びていたが、完全に復活した感がある。彼は素晴らしいパスを提供した。

 そのパスを得たカマダは、絶妙なボールコントロールからビュルキの前にフリーとなって現れた。そして彼はドルトムントのゴールにいとも簡単にシュートを入れた。何から何まで本当に素晴らしいゴールだった」

 ブンデスリーガでは5戦連続ドローを含む7戦勝利なしと苦境の続いているフランクフルト。そうしたチーム状況にあって調子を上げてきている鎌田の存在は、数少ない希望と言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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