【J2】首位・徳島が水戸に敗れ7年ぶりのJ1復帰は持ち越しに…長崎は富樫敬真の劇的弾で昇格圏まで2ポイント差に迫る!

2020年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

2位の福岡は0-2から追い上げも…

得点ランク2位の16ゴールを記録している徳島の垣田(右)。水戸戦ではゴールを奪うことができなかった。写真:田中研治

 J2リーグは12月6日、各地で39節の11試合を実施。首位の徳島ヴォルティスが敗れ、今節でのJ1昇格とはならなかった。

 徳島はアウェーで12位の水戸ホーリーホックと対戦。勝てば文句なしで昇格が決まるという状況のなかで、なかなかゴールを奪えない。逆に62分に平塚悠知に直接FKを決められ、リードを許す。

 最低でも勝点1を持って帰りたい徳島だったが、90分を通して水戸の牙城を崩せず。0-1で敗れ、勝点は「80」のまま足踏み。3位のV・ファーレン長崎が勝利したため、7年ぶりのJ1復帰は次節以降に持ち越しとなった。

 2位のアビスパ福岡は、15位のツエーゲン金沢とのホームゲーム。チャンスを作りながらも決めきれないでいると、27分に杉浦恭平に先制点を与えてしまう。なんとか反撃したい福岡はハーフタイムに3枚替えをし、勝負に出る。しかし49分に石尾崚雅に追加点を許す。

 それでも猛攻を続け、終盤に意地を見せる。まず84分にCKの流れから田邉草民が1点を返すと、直後の87分に遠野大弥がついに同点弾を奪う。何とか2-2のドローに持ち込み、勝点は「75」となった。

 3位の長崎は、7位のモンテディオ山形を本拠地に迎え撃った。終盤までスコアレスで推移し、ようやく均衡を破ったのは86分、CKから富樫敬真がヘディングシュートをゴールに突き刺した。背番号9の今季7点目が決勝点となり、長崎は2試合ぶりの勝利。勝点を「73」に伸ばし、昇格圏の福岡に2ポイント差に迫った。
 
J2リーグ39節の結果は以下の通り(左側がホームチーム)。

愛媛0-1京都
琉球1-1岡山
水戸1-0徳島
栃木2-2群馬
千葉1-0甲府
町田1-0東京V
松本3-1新潟
山口4-1北九州
福岡2-2金沢
長崎1-0山形
磐田2-0大宮

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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