徳島のJ1昇格はお預け!痛恨のPK失敗が響き、平塚の華麗な直接FK弾で水戸に敗れる

2020年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

徳島はPK失敗など1点が遠く…

62分に平塚が直接FKを沈め、水戸が貴重な勝点3を得た。写真:田中研治

 J2リーグは12月6日に、各地で第39節の11試合を開催。ケーズデンキスタジアム水戸では、水戸ホーリーホック対徳島ヴォルティスの一戦が行なわれ、水戸が平塚悠知のFK弾で1-0の勝利。徳島は勝てばJ1昇格を決められただけに、悔しい敗戦となった。
 
 試合は、3連勝中と波に乗る徳島が立ち上がりから猛攻を仕掛ける。5分には、岸本武流が右サイドからドリブルで仕掛け左足でシュートを放つ。しかし惜しくも左のポストに阻まれ得点には至らない。
 
 その後も積極的にプレスをかけ、最終局面でなかなか相手に自由を与えず。西谷和希の左サイドからのドリブル突破など、効果的な攻撃を見せる。
 
 前半終盤には勢いを取り戻した水戸に、カウンターやアタッキングサードでのパス回しから危険なシーンを作られるも守備陣が身体を張って防ぎ、スコアレスで折り返した。
 
 後半は徳島が最終ラインから冷静にビルドアップし相手の隙を探る。53分にはセカンドボールを拾いショートカウンターを発動。右サイドから岸本がグラウンダーのアーリークロスを上げると、ニアに走り込んだ垣田裕暉が右足で合わせたが、シュートは枠を外れる。
 
 一進一退の攻防戦で無失点に抑えていたアウェーチームだったが、62分に平塚に直接FKを決められ水戸に先手を取られる。その後も慌てず自陣から繋いで好機こそ作ったものの1点が遠く、68分にはPKを獲得するも垣田が痛恨の失敗。0-1の敗戦を喫した。
 
 この結果、他会場で3位のV・ファーレン長崎が勝利したため、徳島の自動昇格圏となる2位以内の確定は次節以降に持ち越された。
 
 次戦は13日に、水戸がアウェーで町田ゼルビアと、徳島はホームでジェフユナイテッド千葉と40節を戦う。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事