【FC東京】「ポイントはやはり…」ACL決勝Tを前に、歴戦指揮官が示した“勝ち筋”。国内19連戦も自信に

2020年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「明日はみなさんが見ていて、楽しめるゲームにしていきたい」

決勝トーナメント1回戦の前日会見に出席した長谷川監督。写真:FC東京

 現地時間12月5日、FC東京が翌日のアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦・北京国安(中国)戦を前に、開催地であるカタールから前日会見を実施。長谷川健太監督が出席し、意気込みなどを語った。

 長谷川監督はまず、今大会5勝1分と波に乗る対戦相手について説明。「非常に力があるチームなのは分かっている」と警戒心を高めながらも、「楽しめるゲームにしたい」と語っている。

「中国のチームと言っても色々特徴がそれぞれあると思っている。ただ言えるのは、非常に能力の高い外国籍選手と中国人を融合させている。北京の場合は非常にそれが上手く、国内リーグも含めて非常に組織化されているという印象を持っている。

 ただ、我々もトレーニングを積んで、2週間くらい集団生活をしながら、意思の疎通、チームワークの部分も上がってきている。明日はみなさんが見ていて、楽しめるゲームにしていきたいと思っている」
 
 また、北京国安にはブラジル代表としてロシア・ワールドカップにも出場したMFレナト・アウグストら、強力な個の力を持つ選手が多数顔を揃えるなかで、特に注意すべき点と、勝利へのポイントも明かしている。

「北京は非常に速攻の上手いチームだと思うし、もちろんシュート力のあるタレントが前線揃っているので、簡単に仕事をさせないという部分と、切り替えの部分が非常に大事になると思う。ポイントはやはり先制点というところが、非常に大きなウエイトを占めると思っている」

 カタール入りから中2日で1試合ずつと過酷日程が続いているが、「Jリーグも19連戦をみんなで戦ってきた。総力戦でこの試合も戦っていきたい」と、力強く話した経験豊富な55歳の指揮官。タレント揃いの相手に、東京が誇る組織力で上回りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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