アントワープ三好康児がフル出場、1アシストで勝利に貢献! 決勝トーナメント進出が決定【EL】

2020年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

三好は3点目をアシスト

チャンスメークで存在感を示し、非常に惜しいアシスト未遂も。(C) REUTERS/AFLO

 現地時間12月3日、ヨーロッパリーグ第5節が行なわれ、日本代表MF三好康児が所属するアントワープは、ホームにルドゴレツを迎えた。

 グループJですでに3勝を挙げているアントワープは、この試合で勝利すれば決勝トーナメント進出がぐっと近づく一戦。三好は右ウイングバックで先発し、試合開始時がら非常によく攻撃に絡んだ。

 19分、敵陣でボール回しをしていた中、中央でボールを受けたホングラが豪快なミドルを決め手先制。その後、三好は右サイドから再三相手の最終ラインにプレッシャーをかけ続けた。25分には右サイドからグラウンダーのプレゼントパスを送るが、これをブリストルが浮かせてしまう。さらに26分にも右サイドからふわりとしたボールを中央に送るが、仲間との最後の呼吸が合わない。

 なかなか追加点を奪うことができないながらも1点リードで折り返した後半、53分にはとうとう同点弾も許してしまう。その後はややルドゴレツにペースを握られる展開が続いた。

 嫌な流れになりつつあった72分、右サイドで獲得したセットプレーでチャンスを掴む。ラファエロフのFKに、再三好機を逸していたデ・ラートが合わせてネットを揺らし、待望の追加点を奪うことに成功した。

 77分、選手交代をうけて三好は一列ポジションを挙げて2列目の左にポジションを移し、左サイドからチャンスメークでアクセントをつける。そして87分、ようやく実を結ぶ。左サイドでボールを受けてエリア内までドリブルで持ち込み、中央にマイナスのパスを送る。これは一度DFに跳ね返されるが、こぼれ球を捉えて再度仕掛け直してから再びマイナスのパス。これを、ゴール前でフリーのベンソンが丁寧に蹴り込んで、アントワープの勝利を確固たるものにする3点目を挙げた。

 90分にはルドゴレツが退場者を出し、数的有利となったアントワープが3-1と完勝。この勝利で勝点を12に伸ばし、グループJのもう1試合でトッテナムとLASKが引き分けたため2位以上が確定し、決勝トーナメント進出を決めた。

 最終節は、GS首位通過をかけて、トッテナムとのアウェーマッチに臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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