【ACL】FC東京がアダイウトンの先制弾で前半1点リード!裏カードは蔚山2点先行で、決勝トーナメント進出に大きく前進

2020年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

同時刻に行なわれている蔚山現代と上海緑地申花の一戦は2-0で蔚山がリード

待望の先制点をもたらしたアダイウトン。決勝トーナメントへ大きなリードを奪った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)は12月3日、19時キックオフで、グループステージ・F組の最終節が行われている。オーストラリアのパース・グローリーと対戦しているFC東京は1-0とリードして前半を折り返した。

 F組では、韓国の蔚山現代が勝点13でトップ通過を決定している一方で、同7でFC東京と中国の上海緑地申花が並んでいる。得失点差で2位につけるFC東京だが、その差はわずか1ポイント。この日のパース・グローリー(オーストラリア)戦が、決勝トーナメント進出のために、勝敗のみならず、得失点差によっても左右される重要な一戦となる。

 FC東京はエースのディエゴ・オリヴェイラを負傷で、森重真人を累積警告で欠く苦しい台所事情のなか、前節から6人を入れ替えて臨んだ。4-3-3のフォーメーションを採用し、先発にGK波多野豪、DFは右から中村拓海、丹羽大輝、渡辺剛、中村帆高、MFは品田愛斗をアンカーに、インサイドハーフは三田啓貴、東慶悟、3トップは右から田川亨介、アダイウトン、内田宅哉という並びになった。
 
 試合は、FC東京が開始1分に両サイドからクロスを1本ずつ供給。最後は中央のアダイウトンがシュートするが、クロスバーの上へ外れる。その後もFC東京は、こぼれ球を収めペースを握る。

 この良い流れにのって、8分、ディフェンスライン裏に出されたボールに反応したアダイウトンが左サイドから力強くカットインしてペナルティエリア内に侵入すると、右足でゴール右サイドのネットにシュートを決め、1-0と先制に成功する。

 さらに17分には左サイドからのクロスにゴール前の混戦で合わせた内田のシュートがポストを叩くなど、追加点の匂いも漂わせる。

 ピンチの場面も作らせず、終始FC東京ペースで進めた前半はこのまま1-0で折り返した。

 なお、同時刻に開催されているF組もう一試合の、蔚山現代(韓国)と上海緑地申花(中国)の一戦は2-0で蔚山がリードして折り返している。

 決勝トーナメント進出へ向け、FC東京が順調な滑り出しを見せている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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