現地時間12月２日、FC東京が翌日のアジア・チャンピオンズ・リーグ（ACL）グループステージ最終節・パース・グローリー（オーストラリア）戦を前に、開催地であるカタールから前日会見を実施。DF渡辺剛が出席し、勝負のポイントなどを語った。

　現在FC東京は、３位の上海緑地申花（中国）とは勝点７で並びながらも、わずか「１」上回る得失点差分でグループステージ通過ラインの２位につけている。そうしたなかで、渡辺は「まず勝たないと突破は厳しいと思う。勝つことを意識してやりたい」と、力強く勝点３奪取を宣言。

　そして白星を掴むうえで、「今回みたいな厳しいゲームに、セットプレーでの得点はすごい大事」と、今大会ではまだ生まれていないセットプレーからの得点をキーポイントの１つに掲げ、「そういうところで得点を取れれば勢いにも乗ると思うし、自分自身の自信にも繋がると思うので、積極的に狙っていきたい」と186cmの長身を武器に、ゴールへの意欲も見せた。
 

　またディフェンスリーダーであり、精神的支柱でもある森重真人が、警告の累積により出場停止となることにも言及。「森重選手はチームの中心選手。そういう選手がいないということで、自分自身もっとチームをまとめたり、引っ張っていくような力がないといけないと思うし、そういうのを国際舞台で経験できるというのは有難いことなので、そういう部分も成長していきたい」と話し、23歳の若武者はチームを牽引する強い覚悟を示した。

　同時刻キックオフの上海申花の動向も気になるところだが、まずは目の前の相手を全力で倒し、既に突破を決めているヴィッセル神戸と、横浜F・マリノスに続きたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部