「長い沈黙を破った」武藤嘉紀のリーガ初弾を韓国メディアも特集!注目した日本人初の記録とは?

2020年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡崎慎司にも言及

見事な得点嗅覚で、リーガ初ゴールを奪った武藤。(C) Getty Images

 現地時間11月30日に開催されたラ・リーガ第11節で、乾貴士と武藤嘉紀と所属するエイバルはベティスと敵地で対戦し、1トップで先発した武藤がスペイン初得点を記録した。このゴールは韓国でも取り上げられている。

 待望の瞬間が訪れたのは、スコアレスで迎えた49分だった。ブライアン・ヒルのCKをエステバン・ブルゴスがヘッドでコースを変えたところを反応。上手く左足で合わせ、ゴールにねじ込んでみせた。

 その直後の54分にもブルゴスが追加点を奪い、エイバルは2-0で快勝。リーグ戦3勝目を挙げている。

 待ちに待ったリーガ初得点を決めた日本代表FWを、韓国メディア『Yonhap News』も特集。次のように伝えている。

「武藤はベティスとのアウェーゲームで先制点を奪ってエイバルを勝利を導いた。今年の夏、ニューカッスル(イングランド)からエイバルにレンタル移籍した彼はリーガ初ゴールである。データ分析会社『Opta』によると、武藤は欧州3大リーグに数えられるブンデスリーガ(ドイツ)、プレミアリーグ(イングランド)、ラ・リーガ(スペイン)で得点を記録した初の日本人選手になった。

 FC東京でプロキャリアをスタートさせた武藤は、2015-16シーズンからマインツのユニホームを纏ってドイツに渡り、3シーズンでブンデスリーガ66試合に出場して20ゴールを挙げた。2018-19シーズンから2シーズンを過ごしたニューカッスルでは、25試合で1ゴール。最初のシーズンだった2018年10月に強豪マンチェスター・ユナイテッドを相手にプレミアリーグ初得点を決めたが、それ以降はゴールから遠ざかっていた。

 それから、エイバルに放出され再起を狙っていたなか、出場8試合目で長い沈黙を破った。武藤のリーグ戦での得点は約2年2か月ぶりだ」


 また、同メディアでは同じく3か国のリーグでプレーする岡崎慎司にも言及している。

「ベテランFW岡崎慎司も日本人選手初の欧州3大リーグでの得点チャンスはあった。彼はシュツットガルトとマインツでブンデス通算37ゴール(128試合)、レスターでプレミア通算14ゴール(114試合)を記録。昨シーズンからは、当時スペイン2部のウエスカに入団し、チーム内最多の12ゴールを決めて1部昇格に貢献した。しかし、今シーズンはリーガ7試合を戦いながら無得点で、日本人選手初の記録を武藤に渡した」

 隣国も注目した武藤の初弾。この勢いでプレミア時代の鬱憤を晴らせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】18年マンU戦以来のリーグ戦での一発!武藤のリーガ初弾はこちら

次ページ【動画】18年マンU戦以来のリーグ戦での一発!武藤のリーガ初弾はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事