「ラニエリは落第にした」吉田麻也がレギュラー降格に? 現地メディアが見解「再考の時期がきた」

2020年12月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

吉田はトリノ戦で前半のみで交代を命じられていた

第3節以降は定位置を確保していた吉田だが…。 (C)Getty Images

 ハーフタイムでの交代という荒療治は、今後の起用法にも影響するのだろうか。

 サンプドリアに所属する吉田麻也は、11月30日のセリエA第9節トリノ戦で、7試合連続となる先発出場を果たした。だが、チームが先制を許して迎えたハーフタイムに、ロレンツォ・トネッリとの交代を命じられている。

 チームは後半に2点を奪い、一時逆転に成功。その後再び同点とされ、4試合ぶりの白星こそ逃したが、公式戦での連敗を3で止めている。

 複数のイタリア・メディアは、前半だけでプレーを終えた吉田に、及第点の6点ないし、それをわずかに下回る5.5点をつけた。一方で、サンプドリア専門サイトの『samp news24』は「彼の日ではなかった」と、4点と厳しく採点している。
 
 そのsamp news24は、一夜明けた12月1日、吉田がレギュラーの座を失う可能性もあると報じた。「ラニエリはヨシダを落第に、守備において再考の時期」と、クラウディオ・ラニエリ監督が最終ラインの構成を考え直すかもしれないと伝えている。

「トネッリの交代は、監督からのチームに対する明確なメッセージだ。さらに、アレックス・フェラーリ復帰が監督に新たな解決策を与える。ラニエリはフェラーリとオマール・コリーで4人のDFのレギュラー候補を取り戻す。チーム内で再考の時期。守備陣でポストが保証されている者はいない」

 11位に転落したサンプドリアは、次節でミラン、その翌節でナポリと、強豪との連戦を控えている。吉田は、3節から手にしていたレギュラーの座を守ることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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