「クビの令状に署名させた」鈴木優磨の今季5点目、中村敬斗の移籍後初ゴールも実らず…今季7敗目で“危険水域”のSTVVは監督解任か

2020年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

鈴木優磨が1G1Aの活躍、中村も久々の出場で躍動したが…

鈴木と中村が日本人アベックゴールを決めるも、チームの勝利には繋がらなかった。(C)STVV

 現地時間12月1日、新型コロナウイルス対策のために延期されていたベルギー・リーグで第11節が行なわれ、日本企業「DMM.com」がオーナーのシント=トロイデン(STVV)はムスクロンと対戦し、2-3で敗れている。

 この試合でSTVVでは2トップの一角で鈴木優磨、GKのシュミット・ダニエルが先発し、78分には中村敬斗が第2節以来のリーグ戦出場を果たした。63分に鈴木がPKを決め、91分にはその鈴木のアシストから中村が移籍後初ゴールを決めたが、逆転には至らず、今シーズン7敗目を喫した。

 中村は試合後、「少ない時間でチャンスをもらえて結果は出せたけれど、チームは負けてしまって、腑に落ちない。ただ、少ない時間で結果を出したというのは自分という存在をアピールできたのかなと思う」と語った。
 
 そして現地紙『Het Laatste Nieuws』はこの敗戦を、「ムスクロンはSTVVを置き去りにし、マスカットをクビにする令状に署名させた」と伝え、STVVの指揮官が解雇されたと報じている。

「ムスクロンは効率的なカウンターサッカーで降格圏のライバルであるSTVVを退けた。オーストラリア人のケビン・マスカット監督はこの日の夜遅くに解雇されたため、彼にとっては、最後の試合となってしまった」

 また、後任には2020年1月までムスクロンのマネージャーを務めていたベルント・ホラバッハ氏の名前を挙げた。

 マスカット監督の更迭について、現時点でクラブからの公式発表はない。STVVは14試合を終えて16位に沈み、降格プレーオフ圏の17位との差は1ポイント、自動降格圏の18位とも2ポイント差と"危険水域"にあり、クラブが指揮官交代に踏み切った可能性は低くなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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