【横浜】大勝でクラブ史上初のGS突破も慢心はない。仲川輝人が口にした課題とは?

2020年12月02日 サッカーダイジェスト編集部

1G1Aの活躍に満足はしているが…

1節を残してGS突破を決めた横浜。現状に満足せず、自慢の攻撃力をさらに発揮してアジア初制覇に邁進する。(C)Y.F.M.

[ACLグループステージ5節]横浜4-1全北現代/12月1日/アルジャノブ・スタジアム

 引き分け以上の結果でグループステージ突破が決まる全北現代戦で、横浜は自慢の攻撃力で4ゴールを奪取し、相手の反撃を1点に抑え、4-1の大勝でクラブ史上初となる決勝トーナメント進出を果たした。

「チーム全員で戦って、とりあえず予選を突破できた」と安堵する仲川輝人だが、それよりもまず口をついて出てきたのは反省点だ。

「前半の早い時間帯から先制点を取れれば、苦しまないですんだ」

 開始早々から攻勢を強めて相手ゴールに迫ったが、いくつかの好機をフイにしてしまう。17分にティーラトンの鮮やかなミドルシュートでようやくリードを奪い、さらに攻め立てたが、次のゴールが生まれたのは51分と少々時間がかかった。

 アンジェ・ポステコグルー監督が「1-0の段階でなかなか次のゴールが奪えないと、難しい状況になる」と語れば、仲川も「先制点を取ったにもかかわらず、ちょっと自分たちでリズムを崩していることが多かった」と振り返る。さらに「FW陣がチャンスを決めきれなかったのもあるし、2点目、3点目と、点差をつけて自分たちを落ち着かせることができればよかった」と続けた。
 
 自身はマルコス・ジュニオールのチーム2点目をお膳立てし、71分にはエリキのクロスに飛び込んでチーム3点目をゲット。1得点・1アシストのハイパフォーマンスに「満足はしている」が、それよりも自分たちが"もっとできたはず"のことに目を向ける。

 クラブの歴史を塗り替えることはできたが、それで大会が終わったわけではない。「自分たちが目指しているのは優勝しかない」(仲川)。自慢のアタッキング・フットボールの威力をさらに発揮して、アジア初制覇に邁進するのみだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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