インテルが“冷遇“エリクセンを「バーゲン価格」で売却か。売り込んだクラブはまさかの…

2020年11月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

コンテ監督の下で出場機会に恵まれず…

1月の移籍が噂されているエリクセン。 (C)Getty Images

 インテルは11月25日、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第4節で、レアル・マドリーに0-2と敗れた。4試合で白星がないアントニオ・コンテ監督のチームは、敗退の危機にある。

 退場者を出し、2点を追って迎えた終盤、コンテはクリスティアン・エリクセンを投入した。だがもちろん、数的不利の中、数分間で奇跡を起こすことはできていない。

 1月の加入以降、エリクセンがコンテの下で苦戦しているのは周知のとおりだ。出場機会を得られず、10月や11月のインターナショナルウィークで不満を漏らしたことがイタリア・メディアで報じられている。一方、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOも、無理に引き留めはしないと示唆した。

 当然、冬のマーケットでの去就が注目される中、米スポーツチャンネル『ESPN』は、トッテナムが買い戻すことはないと報じた。そのうえで、トッテナムのライバルであるアーセナルが、獲得の売り込みを受けたクラブのひとつだと伝えている。
 記事によれば、アーセナルはインテルがトッテナムから獲得した際の移籍金1690万ポンド(約23億7000万円)を下回る額での買い取りを打診されたという。また、トッテナムとのライバル関係にもかかわらず、エリクセンも移籍する用意があると伝えられたそうだ。

 ESPNは情報筋の話として、打診額は1200万ポンド(約16億8000万円)であり、この「バーゲンプライス」がアーセナルにとって魅力的だと報じた。だが、ミケル・アルテタ監督のスタイルに合うかは分からないとし、メスト・エジルが登録外となったこともつけ加えている。

 プレミアリーグ復帰に限った場合、ESPNは他のビッグクラブへの移籍が難しいとの見込みも伝えた。マンチェスター・ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスやドニー・ファン・デベークがおり、チェルシーも夏に攻撃陣を大幅にテコ入れした。リバプールやマンチェスター・シティはMFの獲得に動いていないとしている。

 ミランやパリ・サンジェルマン、ドルトムントといったクラブのうわさもあるエリクセン。ミラノで苦しむデンマーク代表MFは、1月にどのような決断を下すのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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