【ACL】初出場の神戸を快進撃に導けるか…再開初戦で1G1Aのイニエスタが意気込み「行けるところまでいきたい」

2020年11月26日 サッカーダイジェスト編集部

「非常に難しかった1年だったと思います。ただし…」

イニエスタは再開初戦の広州恒大戦で1ゴール・1アシストと躍動。今後の活躍にも期待が懸かる。(C)VISSEL KOBE

 ACL再開初戦(グループステージ3節)の広州恒大戦を3-1の勝利で飾ったヴィッセル神戸。その勝利の立役者となったのは、アンドレス・イニエスタだった。

 44分にペナルティエリアを打開して古橋亨梧の先制ゴールをお膳立てすると、2-1で迎えた82分にはドウグラスとの連係から勝利を決定づけるチームの3点目を奪ってみせた。

 イニエスタは「チームとして勝利でき、2試合で勝点6を得ることができた。私たちがそれに値するプレーを示せたことを大変嬉しく思っています」とゲームを振り返る。

 また「ゴールという結果で少しでも貢献できたということに関しても満足しています」と自身のゴールについても喜びを口にした。

 この勝利で勝点を6に伸ばした神戸は、決勝トーナメント進出が決定。ジョホールの参加辞退により3チームでの争いとなっているグループからいち早く抜け出した。
 
 もっともACL参加のためにカタールに来るまで、チームの調子は絶不調と言えた。国内リーグでは5連敗中で、しかも直近の3試合は無得点だったのだ。

 それでもカタール入りと同時にチームは気持ちを改められた。イニエスタは言う。

「確かに日本国内での成績は、望むようなものを収めることができなかった。非常に難しかった1年だったと思います。ただし今回(ACL)は新しい大会だと思っている。それは選手にとって、時にプラスアルファのモチベーションになることもよくあります。実際に今日の試合で我々は非常に良いモチベーションをもったうえで非常に良いプレーができたと示せた。今後もこれを続けて、いけるところまでいきたいと思っています」

 チームとしてはACL初出場ながら、イニエスタに導かれるように快進撃を見せてくれそうだ。今後もこの魔術師の超絶技巧に期待したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

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