【J1採点&寸評】川崎 5-0 G大阪|ヒーローはハットトリックの家長!攻守で質の高さを見せた川崎が3度目のリーグ制覇!!

2020年11月26日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――守備陣はクリーンシートを達成

【警告】川崎=なし G大阪=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】家長昭博(川崎)

[J1第29節]川崎5-0G大阪/11月25日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 7.5
引き分け以上で優勝が決まる状況だったチームは、らしいゴールラッシュで2年ぶり3度目の栄冠!! 敗れた前節の大分戦から気を引き締め直し、改めて戦う姿勢、攻める姿勢を貫いた。クリーンシートで勝利した点も見逃せず、攻守一体となって2位のG大阪を退けた。残り4試合を残してのリーグ優勝は歴代最速であり、さらに最多勝点、最多勝利と、記録尽くめの戴冠である。歴史に名を残すチームと言えるだろう。
 
MOMは足を痛めながらハットトリックの活躍を見せた家長。先制点のL・ダミアン、その先制点をアシストした登里、2アシストの三笘らも大一番で輝いた。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 7
後半アディショナルタイムにはパトリックのシュートをセーブ! それ以外のシーンでも守護神として安定した出来で、クリーンシートに大きく寄与。
 
DF
13 山根視来 6.5
後半には惜しいミドルを放つ。この日も攻守にアップダウンを繰り返し、優勝を決めたチームを下支えした。自身は初のリーグ制覇。
 
4 ジェジエウ 6.5
大分戦は出場停止だった男は、そのエネルギーをぶつけるかのような力強い守備を披露。前半に一度、クリアを空振りしてしまったが、それ例外のシーンでは快足を飛ばして裏に出たボールをカバー。G大阪の攻撃を撥ね返した。
 
7 車屋紳太郎 6.5
大分戦に続き、CBとして先発出場。出場停止だった同郷の先輩・谷口の穴をキッチリ埋め、マッチアップしたパトリックを抑えた。
 
2 登里享平 7
L・ダミアンにピタリと合わせたクロスは見事!! チームに重要な先制点をもたらした。その後もバランサーとして働きながら、周囲への指示も実に的確。73分の家長のゴールの起点にもなり、今季のパフォーマンスを象徴するような活躍だった。

MF
6 守田英正 6.5
チームのバランスを取り、時には相手守備を切り裂く糸を引くようなパスも供給。チーム3点目の家長のゴールは中盤で彼が粘ってボールをつないだからこそ。88分のスルーパスも素晴らしかった。今季、取り組み続けたアンカーとしてさらなる成長を示す。
 
25 田中 碧 6.590+4分OUT
ダイナミックに動き続け、チームのエンジン役として機能。プレースキッカーとして家長の得点を導き、後半も幾度となく相手ゴールへ迫った。終盤には矢島のシュートを頭にかすめてクリア。この日も勝利への欲求が色濃く出た。

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