【J1ベストイレブン】MVPは3点に絡んだ鹿島のエース!川崎の優勝に待ったをかけたG大阪&大分から選出したのは…|28節

2020年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

広島からは最多の3選手をセレクト

【28節のベストイレブン】

 J1リーグは、11月21・22日に第28節の8試合が行なわれた。ここでは、その中からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 チームの全ゴールに絡む抜群の働きをしたのが、鹿島アントラーズのエース、エヴェラウドだ。

 敵地のベガルタ仙台戦、まずは47分に右サイドからのクロスを頭で合わせ先制点を奪取。さらに57分にルーズボールに素早く反応し、相手DFとの競り合いからファン・アラーの得点をお膳立てすると、極めつけは62分だった。流れるようなパスワークから右サイドでボールを受けると、ダイレクトでファーサイドの上田綺世へグラウンダーのクロスを供給し、3点目をアシストした。全得点に絡み、天皇杯出場権の懸かる2位以内へ望みをつなぐ勝利の原動力となったエヴェラウドを今節のMVPとした。

 また鹿島からは、空中戦や対人守備で強さを発揮しただけでなく、ビルドアップでも貢献したDF犬飼智也も選出した。
 
 勝てば優勝という川崎フロンターレに今季3つ目の黒星をつけた大分トリニータからは野村直輝をチョイス。味方のクロスに走り込んで谷口彰悟の一発レッドを誘うと、そのプレーで得たPKを自ら決め、この試合唯一の得点をマークした。

 引き分け以下なら川崎の優勝が決まるというプレッシャーのなか、浦和レッズとの一戦に臨んだガンバ大阪からは2名をセレクト。的確なサイドチェンジで1点目の起点となり、CKから逆転弾をアシストした山本悠樹と、粘り強い守備を披露したのに加え、CKから決勝弾となるJ初得点を奪った髙尾瑠だ。

 セレッソ大阪相手に1-0の勝利を収めたサンフレッチェ広島からは、最多の3選手を選出。豊富な運動量で相手のカウンターを潰したボランチの川辺駿、中央で相手FWに仕事をさせなかったCB荒木隼人、そして守備陣を統率して1対1でも好セーブを見せたGK林卓人を選んだ。

 そのほか、北海道コンサドーレ札幌のアンデルソン・ロペスは、1点ビハインドのなか味方の負傷で急遽出場し、直後にPKで同点弾、さらに強烈なボレーで逆転弾と前半のうちに2点を奪取。名古屋グランパスのガブリエル・シャビエルは、純粋なFWが不在のチーム状況のなか、攻撃を牽引し、華麗なボレーを決め勝負を決めた。サガン鳥栖の林大地は、ハードワークの急先鋒としてポストプレーに守備に奮闘し、先制点ももたらした。

【PHOTO】J1第28節"ベストイレブン"に選出された11人を厳選ショットで紹介!
 

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