【神戸】J1で5連敗も「我々はこのACLに向けて調整をしてきた」三浦監督&郷家がACL再開初戦へ意気込み

2020年11月25日 サッカーダイジェスト編集部

広州恒大戦は「難しい戦いになると思っている」

ACL再開初戦の前日会見に臨んだ三浦監督(左)と郷家(右)。広州恒大を相手にどんな戦いを披露するか。(C)VISSEL KOBE

 ACL出場のためにカタールに遠征中のヴィッセル神戸の三浦淳寛監督と郷家友太が11月24日、再開初戦となるグループステージ3戦目の広州恒大戦に向けた前日会見に臨んだ。

 再開初戦でいきなり当たるのはACL制覇2回、中国リーグ優勝7回を誇る超強豪。元イタリア代表CBのファビオ・カンナバーロが指揮し、タリスカやリカルド・グラールなど強力助っ人や、艾克森(エウケソン)など帰化選手の存在も脅威なチームだ。

 元ブラジル代表で攻守の軸でもあるパウリーニョが怪我で登録されていないのは、神戸にとって朗報だ。しかし、それでも実力のあるチームなのは変わらない。

 三浦監督は「まずは広州恒大という非常に力のあるチームと対戦するということで、我々も難しい戦いになるとは思っています。広州恒大を分析しながら、最善を尽くして良いゲームができればと思います」と警戒を怠らない。

 一方で郷家も「良い準備、良い練習、良いケアをしっかりしていきたので、明日は自信を持って自分たちのサッカーをするだけだと思います」と強気な姿勢を見せる。
 
 カタールに経つまでの神戸は国内リーグで5連敗。調子の降下が懸念だが、三浦監督は「あくまでも我々はこのACLに向けて調整をしてきたつもりなので、選手、スタッフ含めてクラブ全体が非常にポジティブに捉えています」と意に介していない。カタールに乗り込んだと同時に気持ちも切り替わっているようだ。

 また神戸がいるグループGは、タイのジョホールが参加を辞退したことで急遽3チームで行なわれることになった(神戸、広州恒大、水原三星)。神戸が中断前の初戦で挙げた白星も取り消しになっている。それもチームにとっては大きな問題ではないという。

「我々はあまり考えていないというか、もう与えられたなかで、しっかりと決勝トーナメントに残ることだけ。与えられたレギュレーションのなかで結果を出すことを考えています」

 そう意気込む三浦監督率いる神戸は、初出場のACLで快進撃を見せられるか。グループステージ3戦目の広州恒大戦は、日本時間25日の19:00にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

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