PKの1点に泣いたFC東京、ACL再開初戦で初黒星。D・オリヴェイラが絶好機を迎えるも…

2020年11月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

2月以来、およそ9か月ぶりに再開

D・オリヴェイラがビッグチャンスを迎えるも、相手GKの好セーブに阻まれ、得点を奪えず。写真:FC東京

 FC東京は11月24日、カタール・エデュケーションシティスタジアムで行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ3節で、中国の上海緑地申花と対戦した。

 新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされ、カタールでの集中開催という形で2月以来、およそ9か月ぶりの再開となったACLの初戦となる試合で、FC東京は直近のベガルタ仙台戦からはスタメン3人を変更。GK児玉剛、DF中村拓海、FW内田宅哉が外れ、GK波多野豪、DF小川諒也、FWディエゴ・オリヴェイラが入った。

 序盤は互いに激しく身体をぶつけあい、五分の展開。だが時間の経過とともに、徐々にFC東京がボールを握り、敵陣に攻め込む場面が多くなる。

 23分には安部柊斗のパスに反応した小川が、ペナルティエリア手前から左足を一閃。しかし強烈なシュートは枠の上に外れてしまう。さらに39分にもビッグチャンス。敵陣でボールを奪った小川からの絶妙なクロスに、ゴール前でD・オリヴェイラが上手く足で合わせるが、相手GKの好セーブに阻まれ、先制とはならない。
 
 前半はスコアレスで折り返し、後半もFC東京がやや優勢でゲームを進める。だが、フィニッシュの精度を欠き、もどかしい時間が続く。63分には最前線の永井謙佑に代えアダイウトンを投入し、勝負に出る。

 だが72分、ペナルティエリア内で中村帆高が痛恨のファウルを犯し、PKを献上。これをユー・ハンチャオに決められ、先制を許す。

 その後、同点を狙うFC東京は怒涛の猛攻を見せ、D・オリヴェイラが再び絶好機を迎えるが、最後までゴールを割ることができず。結局、再開初戦を0-1で落として初黒星を喫し、グループステージ3戦を終えて1勝1分1敗となった。

 次戦は中2日空け、27日に再び上海申花と相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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