「イトウの一閃がチームを蘇らせた」伊東純也が1G1Aで勝利に貢献! ベルギー紙も高評価

2020年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本代表帰りの伊東が先発し躍動

新型コロナウイルス陽性の時期もあったが、無事に戦列に戻っている伊東。 (C)Getty Images

 現地時間11月22日にベルギー・リーグの第13節が行なわれ、日本代表MF伊東純也が所属するヘンクは、ホームにムスクロンを迎えた一戦で4-1と快勝。4試合ぶりの先発出場を果たした伊東は、1ゴール・1アシストの活躍で勝利に貢献している。

 ここまで7試合無敗と好調のヘンクだったが、34分に先制を許し、追いかける展開となる。だが、伊東は前半アディショナルタイムに自らドリブルでペナルティエリア内に侵入し、右足を一閃。ゴール右隅にシュートを叩き込み、チームは前半を1-1のドローで折り返すことに成功する。

 ヘンクはさらに後半に爆発。55分にここ7試合で3ゴール目となるテオ・ボンゴンダが逆転弾を叩き込むと、63分には伊東の放ったシュートのこぼれ球をポール・オヌアチュが押し込んで3点目。81分には、再びペナルティエリアに侵入した伊東からのスルーパスに、ボンゴンダが反応。ダイレクトシュートで4点目をゲットし、試合を決めた。
 
 計3ゴールに絡む活躍の伊東に、現地紙『De Standaard』は「試合を決めたのはボンゴンダだが、息を吹き返すきっかけとなったのはイトウだ」と称えている。

「ヘンクは最高の状態だった。ボンゴンダとオヌアチュの破壊力は相手チームを脅かすに十分だった。ただ、先制されて以降は守備陣が苦悩している様子も見え、解決策が見つからなかった。だが、前半アディショナルタイムに伊東が決めたゴールで空気が変わった。灰色になっていたフィールドを駆けだした背番号7は、強引にボールを押し込んでドローにしてみせた。ハーフタイム後に、チームは蘇り、試合は全く色を変えた」

 この勝利でヘンクは勝点を25に伸ばし、首位のクラブ・ブルージュに1ポイント差まで迫っている。5位までが3ポイント差にひしめく混戦となっているが、「調子を上向かせているヘンクが、再び首位になることは夢ではないだるろう」(『De Standaard』)と評されている。

 次節はアウェーでセルクル・ブルージュと対戦する。植田直通と伊東のマッチアップにも注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】伊東のスルーパスをうけたボンゴンダが4点目ゲット!ドッペルバックを達成(2枚目の動画)

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