「ミナミノのように動くべき!」リバプール地元紙が“王者”の苦境に補強のススメ!「日本人は準備ができていた」

2020年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

苦しい台所事情を余儀なくされているリバプール

リバプールの地元紙が南野の移籍を引き合いに補強の重要性を説いた。 (C) Getty Images

 相次ぐ戦力の離脱にディフェンディングチャンピオンは、補強を早めるかもしれない。

 リバプールは、現地時間11月22日に開催されるプレミアリーグ第9節で、前節終了時点で勝点1差の首位に立っていたレスター・シティを本拠地アンフィールドで迎え撃つ。

 言わずもがなの重要な一戦だが、レッズの現況は決して芳しくない。フィルジル・ファン・ダイクやトレント・アレクサンダー=アーノルド、ジョー・ゴメス、ジョーダン・ヘンダーソンなど複数の主力に中長期の故障者が相次いでいるのだ。

 長く離脱していたチアゴ・アルカンタラとファビーニョが近々で復帰する可能性が高いのは朗報だが、ユルゲン・クロップ監督が苦しい台所事情でのプランニングを余儀なくされている。それだけにリバプールは、来る1月の移籍市場での選手補強の行方が注目されている。

 そうしたなかで、「迅速に新戦力の獲得に動くべきだ」と訴えるのは、地元紙『Liverpool Echo』だ。

 日頃から熱心にレッズの情報を発信している同紙は、今年1月1日にレッドブル・ザルツブルクから入団した南野拓実を引き合いに、「リバプールはミナミノを獲得した時のように動くべきで、マンチェスター・ユナイテッドがマーケット終盤の1月30日にブルーノ・フェルナンデスを獲得した時のように後手に回るのは悪手だ」と綴った。
 

「リバプールは新しい選手とサインできるようになるまで、クリスマスを含めて1か月以上も時間がある。それでも負傷で複数のDFが不在となり、過密日程が続く見通しであるため、移籍市場では動かなければならないだろう。

 おそらく、タクミ・ミナミノを連れてきたような状況を再現する必要がある。この日本人は、移籍市場が開く前に移籍合意を済ませ、オープンとともにすぐアンフィールドへやってきた。その結果、心身ともに準備ができていた」

 補強の必要性を説きつつ、新戦力をいち早くフィットさせるために迅速なネゴシエーションを求めた『Liverpool Echo』は、最後にこう結んでいる。

「今のリバプールにとって最終ラインの補強は明確だ。それだけに獲得交渉がマーケットのデッドラインにまで長引くほど、チームにとっては効果をもたらす可能性は低くなる」

 年末年始にかけて、よりハードな過密日程が続いていくプレミアリーグ。そのなかで、"王者"は、今冬の移籍市場ではいかなる立ち回りを見せるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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