【移籍市場超速報】アーセナル参戦もディバラ争奪戦はユーベが優位&インテルはA・アユー獲得で「伝説の父」と接触

2015年03月25日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ディバラ本人はイタリア国内でのステップアップを希望。

サイン会でファンに囲まれるディバラ。大ブレイク中の21歳を巡る争奪戦も過熱している。 (C) Getty Images

【パレルモ】アーセナルがディバラ獲得で話し合いを予定も
 
 今シーズンのセリエAの「最大の発見」であり、ヨーロッパ中の強豪クラブから注目を集めているパレルモのFWパウロ・ディバラ。すでに複数のクラブがザンパリーニ会長にアプローチしているが、アーセナルも今週中に話し合いを持ち、獲得の可能性を探る見通しだ。
 
 しかし、ディバラ本人がイタリア国内でのステップアップ移籍を望んでおり、ユベントスのマロッタGDがザンパリーニとコンスタントに接触を続けていることは周知の事実。イングランド行きよりもトリノ行きの可能性が高そうだ。
 
【インテル】A・アユー獲得に向け伝説の父親と接触
 
 今年6月でマルセイユとの契約が満了するガーナ代表アンドレ・アユーには、ヨーロッパの多くのクラブが関心を示している。
 
 イタリアではローマがすでに冬の時点から動き出しているが、ここにきてインテルも本格的なアプローチに動き、ガーナの伝説的なストライカーでもある父親のアベディ・ペレと今週中にも話し合いを持つ予定だ。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事