久保建英が“1分”で見せ場作るも…。ライバルの活躍で王者マドリーとドローのビジャレアルは7戦負けなし

2020年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

リーガでは3試合連続の先発落ち

注目のマドリー戦で89分から出場した久保。(C) Rafa HUERTA

 現地時間11月21日に開催されたラ・リーガ第10節で、久保建英が所属する暫定2位のビジャレアルが暫定4位のレアル・マドリーとホームで対戦。マドリーからレンタル中の久保は、リーガでは3試合連続のベンチスタートとなった。

 試合は開始2分にいきなり動く。故障明けの右SBカルバハルが送り込んだ鋭いクロスに、怪我のベンゼマに代わって今シーズン初めてスタメンで起用されたマリアーノがダイビングヘッドでネットを揺らし、マドリーが先制ゴールを奪う。その直前のシーンで副審がフラッグを上げていたため、ビジャレアル側は抗議をしたが、ゴールは認められた。

 早々に均衡が破れたことで、その後はビジャレアルがボールを保持するものの、セルヒオ・ラモスとカゼミーロという守備のキーマン2人を欠くマドリーの守備を崩せない。チーム得点王のパコ・アルカセルがコンディション不良で欠場したこともあり、前半のチャンスは、ジェラールのクロスにパレホがヘッドで合わせた21分のシーンぐらいだった。

 58分に敵のパスミスからジェラールがチャンスを迎えるも、決めきれなかったホームチームは、61分に3枚替えを敢行。バッカ、マヌ・トリゲロス、ペドラサに代えて、久保のライバルであるチュクウェゼ、ジェレミ・ピノ、エスゥピニャンを投入する。

 これで攻撃が活性化したビジャレアルは、70分にチュクウェゼのクロスにパレホが合わせるも、枠を捉えることができない。

 迎えた75分、裏に抜け出たチュクウェゼがGKクルトワに倒されてPKを獲得。これをジェラールが決めて同点に追いつく。

 久保にようやく出番が回ってきたのは、89分だった。トップ下に入り、後半アディショナルタイムにクルトワと1対1になるビッグチャンスを迎えるも、ゴールを奪うことはできなかった。

 試合はこのまま1-1のドローで終了。ビジャレアルは7戦負けなしとしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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