「代表に重圧をかけているのは誰か」「医者に聞け!」“ビッグマッチ”を前にモウリーニョとペップが舌戦!

2020年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

サウスゲイトの発言が発端となり…

“直接対決”を前にモウリーニョとグアルディオラが舌戦を展開した。 (C) Getty Images

 イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督は先日、一部の選手が代表に行かないようにクラブからの重圧があると口にした。

 これに反応したのが、トッテナム・ホットスパーのジョゼ・モウリーニョ監督だ。

 現地時間11月21日に開催されるプレミアリーグのウインターブレイク明け初戦で、トッテナムはマンチェスター・シティと対戦する。この大一番を前にモウリーニョは、イングランド代表をケガで離脱したラヒーム・スターリングが、「試合に出場するはずだ」と述べた。

 英紙『Manchester Evening News』によると、モウリーニョはトッテナムの選手たちが代表戦に出たことは「心配ない」としたうえで、「唯一の問題は、全員にとって同じであるべきということだ」と話している。

「代表に行かないように一部のクラブ監督が選手に重圧をかけているとサウスゲイトがそう言ったという記事を読んだ。それが理由で、感情的になるのをなだめ、難しい状況をコントロールするために、クラブの監督に連絡する必要を感じるともね。私としては彼にそれが誰なのかを言ってほしい。どの監督が選手に重圧をかけるのか、彼がどの監督に連絡し、話すのかをね。彼には好きな選手を招集する正しい権限があるはずだ」
 

 続けてモウリーニョは、「もちろん、我々はスターリングが(トッテナム戦に)出場すると分かっている。先月エリック・ダイアーがケガで代表を離脱したときは、トッテナムで2試合を欠場したがね」と話した。

「ダイアーは回復に2週間を要した。そしてラヒームは明日出場だ。これらのちょっとした細部を、ガレスは全員に説明すべきだよ。それとは別に、私は代表が常にリスペクトされているイングランドのような国で彼が好きな選手を起用できるよう、完全に支持しているがね」

 しかし、このモウリーニョの主張に対し、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は「代表とシティのドクターと話すべきだ」と一蹴している。

「彼は代表とシティのドクターのところに行くべきだよ。モウリーニョ自身が医者でない限りね」

 現在2位と好調のトッテナムと、10位からの巻き返しを狙うシティ。カリスマ指揮官たちは、試合前から戦闘モードだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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