【柏】「選手も同じ人です」指揮官もコンディション不良を嘆く。コロナ禍での活動休止明け初戦・鳥栖戦は1-2の惜敗

2020年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

12月は延期試合が入り“6連戦”を行なう

「選手たちがしっかりと戦う姿勢を見せてくれた」と語るネルシーニョ監督。写真:田中研治

 J1リーグは11月21日、各地で28節の6試合を開催。三協フロンテア柏スタジアムで行われた柏レイソルとサガン鳥栖の一戦は、2-1でアウェーの後者が勝利を収めた。

 柏は26節の仙台戦を前にチーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生。活動休止期間を経て、この試合がリーグ復帰戦となった。

 先発はGKキム・スンギュ、DFは右から北爪健吾、大南拓磨、山下達也、古賀太陽、MFは大谷秀和と三原雅俊がボランチを務め、トップにオルンガ、2列目は右からクリスティアーノ、江坂任、仲間隼斗の並びとなった。

 試合は鳥栖の、距離感も良く寄せも早い強度の高いプレスに苦しむ。すると0-0で折り返した53分にGKからのパスを狙われミスから林大地に得点を許すと、続けて66分に本田風智に加点され2点をリードされる。その後もGKキム・スンギュがビッグセーブを連発し何とかしのぐと、87分にオルンガがゴール。ラストプレーまでゴール前に詰めシュートを放ったものの一歩及ばず1-2で敗戦となった。
 
 試合後のフラッシュインタビューに応じた、マスク姿の柏のネルシーニョ監督は「試合内容を振り返る前に、我々が今置かれている現状について言わないといけない」と6日前まで選手が隔離されていた状況や、3日前から全体練習を再開し、コンディションが整わないなか試合を行なわなければならなかったことを明かす。

「選手も同じ人ですので、良い状況が整わないなかでのゲームだったことについては、きつかったのではないかと思うのが正直なところです。そんななかでも選手たちはしっかりやってくれたと思いますし、次節に向けてまた前向きに準備していきたいと思います」とチームの立て直しに意識を向けた。

 柏は中3日で29節の鹿島アントラーズ戦後、12月からは延期となっていた仙台戦、大分戦などが入り、中2日、3日で6試合を続けて戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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