川崎、J1最速Vはお預けに… 大分に0-1敗戦で最短の優勝決定は明日G大阪の結果次第に

2020年11月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半、大分がPKで先手を奪う

三笘は後半開始から出場。ドリブルで攻撃に変化を付けた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 川崎の史上最速優勝はお預けとなった。

 J1リーグの28節・大分トリニータ対川崎フロンターレの一戦が11月21日、昭和電工ドーム大分で行なわれ、大分が1-0で勝利を収めた。

 この試合に勝利すれば、5試合を残してJ1リーグ史上最速の優勝が決まる川崎は、先発に今季限りで引退する中村憲剛や大島僚太、小林悠らを起用。今季大ブレイクの大卒ルーキー、三笘薫はベンチスタートとなった。

 試合は0-0で迎えた34分、大分は町田也真人からのパスに抜け出した野村直輝が、川崎の谷口彰悟に倒され、PKを獲得。谷口は退場処分となった。直後のPKは野村が自らキッカーを務め、冷静にゴール左に蹴り込み、大分が先制した。前半は大分がリードして終了した。

 前半でひとり少ない数的不利の状況となってしまった川崎は、後半開始から三笘と田中碧を投入。中盤の顔ぶれを変えて勝負に出る。

 三笘のドリブルでの仕掛けや多彩なパスワークで打開を図る川崎だが、なかなかチャンスには至らない。それでも終盤に入り、圧倒的な攻勢を仕掛ける川崎。田中、三笘らがドリブルで仕掛け、途中出場のレアンドロ・ダミアンがヘッドで狙うがゴールが遠い。

 結局、試合は1-0のままタイムアップ。大分が勝利を収め、川崎は今季3敗目を喫した。勝点72にとどまった川崎の優勝は、最短で明日(22日)の浦和対G大阪戦で、G大阪が引き分け以下に終わった場合となる。川崎は次節(29節)、ホームでG大阪戦となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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