ミランの大エース、ズラタン・イブラヒモビッチが、共に戦う仲間へ一足早いクリスマスプレゼントを贈り、話題となっている。

　今年１月に復帰以降、ラスト30メートルのクオリティー、そして勝利のメンタリティーをもたらし、ミランを牽引しているスウェーデンの"王"。今シーズンもセリエA５試合に出場して８ゴールと、得点ランキングで貫禄の単独トップに君臨し、チームも開幕から負けなしで首位と好調を維持している。

　そんな圧倒的な存在感を放つイブラヒモビッチはピッチ外でも躍動。スペイン紙『AS』などによるとチームメイト全員に、19日に発売になったばかりの人気ゲーム「PS５」をプレゼントしたようだ。

　PS5は世界中で多くの人が購入を目指し、現在品薄状態が続いている入手困難な代物。価格も１つあたり499ユーロ（約６万2375円）で、トップチームの同僚25人分となると、１万2475ユーロ（約156万円）という太っ腹ぶりだ。

　これにはマテオ・ムサッキオとサムエル・カスティジェホが「ありがとう」、ラファエウ・レオンは「プレゼントありがとうGOAT（史上最高の選手）」と、それぞれ自身のインスタグラムで大先輩の粋な計らいに感謝の言葉を送っている。
 

　そして米放送局『ESPN』の公式インスタグラムではこの一件を、「ズラタンはチームメイトのためにPS5を本当に購入した」と、ミランの背番号11の頭に赤と白の帽子を被せ、彼をサンタクロースに見立てて報道。

　この投稿を見たファンからも「ズラタンはプレゼントを買わない。彼自体がプレゼントだ」「私もあなたのチームメイトになりたい」「完売しているのは彼のせいだよ(笑)」といった、感想が寄せられている。

　来年秋には、2011年に自身がリリースした自伝本『Io, Ibra』を原作にした、映画『I am Zlatan』も公開予定とされている39歳のカリスマ。プレーはもちろん、その生き方まで全てが"伝説"の男は、またひとつ規格外のエピソードを残している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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