【選手権予選】47番目の代表校が決定! ルーテル学院が熊本国府との激闘を制して名乗り!

2020年11月21日 高校サッカーダイジェスト編集部

残りはあと1枠。桐光か、あるいは桐蔭か!?

闘争心を前面に押し出してぶつかったルーテル学院(中央)と熊本国府(左)。写真:松尾祐希

 11月21日、全国高校サッカー選手権大会の地区予選決勝が熊本で開催され、47番目の代表校が確定した。

 えがお健康スタジアムでの決勝に駒を進めたのは、ルーテル学院と熊本国府。互いに序盤は慎重な入りをみせる。ルーテル学院はCB坂本光を中心に粘り強く守り、前線のFW島﨑大河らがカウンターを狙う。対する熊本国府は杉本蓮と奥山貴大のCBコンビを軸に守りを固め、相手に付け入る隙を与えない。ともに守備に比重を置き、敵の出方を窺いながらの戦いが続いた。

 0-0で迎えた後半も状況は変わらない。そのなかで熊本国府は後半10分、一気に3人を交代させて攻勢を仕掛ける。これによって熊本国府は前がかりとなり、徐々にチャンスを創出。するとルーテル学院もサイドから好機を掴む場面が増え、にわかにオープンな攻防戦へと変貌を遂げていく。だが、それでもゴールは生まれず、試合は延長戦へ。互いに激しく攻め合い、ラストプレーでルーテル学院はあわやゴールというシーンを伊井舜哉が作ったが、相手GK吉永縁心に阻まれてしまう。

 勝負の行方はPK戦に委ねられ、先攻のルーテル学院が5人全員が決めた一方で、後攻の熊本国府はひとりが失敗。ルーテル学院が勝利を収め、4年ぶり5回目の選手権出場を決めた。

 これで47の代表校が決まり、残るは28日に決勝を迎える神奈川予選のみとなった。桐光学園と桐蔭学園が雌雄を決し、晴れて全出場校が出揃う。

 すでに選手権本大会の組み分け抽選会は16日に実施されており、ルーテル学院は12月31日の1回戦で丸岡(福井)と対戦する。大会は開会式・開幕戦が行なわれず、大晦日の1回戦で一斉スタート。1月11日の決勝戦まで、首都圏8会場で熱戦が繰り広げられる。

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