「代表戦だぞ!?」ネーションズ・リーグで生まれた“50m超えキックオフ弾”に闘将ロイ・キーンはブチギレ「腹が立つ…」

2020年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

得点直後の不意を突かれたアルバニア

アルバニア戦で衝撃のゴールを決めたアビケン。その一発にアイルランドの闘将は怒り心頭だった。 (C) Getty Images

 前代未聞のゴールが話題を呼んでいる。

 驚きの一発が生まれたのが、現地時間11月15日に行なわれたUEFAネーションズ・リーグのリーグC・グループ4の第5節、カザフスタンがアルバニアのホームに乗り込んだ一戦だ。

 23分にアウェーチームが2失点目を喫した直後だった。カザフスタンのアバト・アイムベトフがキックオフでちょこんと出したボールを、なんとアイバル・アビケンが敵ゴールに向かってキック。前に出ていたGKは完全に意表を突かれ、全力で戻りながら処理に奔走するも、50メートルを超えるロングシュートが決まったのだ。

 最終的にアルバニアが3-1で勝利したものの、スペイン紙『AS』が「これは5部リーグや単なるマイナーリーグではない。ネーションズ・リーグだ!」と興奮気味に綴るなど、試合の話題は、衝撃のシュートで埋め尽くされた。

 多くのメディアが相手の意表を突いたカザフスタンのアビケンのシュートを称賛するなか、アルバニアの拙守を断じる男がいる。元マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーンだ。
 
 英民間放送局『ITV』の番組内で、試合のハイライトをチェックしたキーンは、アルバニア守備陣の振る舞いに、烈火のごとく怒りを露わにした。

「GKは一体何をしてるんだ? 代表戦だぞ!? これを見て誰が彼を許すっていうんだ……」

 さらにキーンは番組で共演していたイアン・ライトが「あんなに遠くからやられるなんて油断し過ぎているよ」と語ったのに対して、こう続けた。

「こんなのあり得ない。見ていて腹が立つよ。正直、ムカついている」

 ゴールを決めたアビケンの名を一躍有名にしたシーンは世界的な話題となっているが、その一方でプレミアリーグ史に残る闘将の怒りを買うことにもなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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