「俺たちは格好の獲物だ…」世界王者にもなった元フランス代表DFが“サッカー界の闇”を激白「死んでいたかもしれない」

2020年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「俺も死んでいたかもしれない」と語るワケ

一時はハリウッドセレブのパメラ・アンダーソン(右)と交際するなど華々しい人生を送るラミが、サッカー界の闇を明かした。 (C) Getty Images

 スター選手は富や名声を得られる一方で、自身の人気にあやかろうとする得体の知れない人々に食い物にされる危険性もある。周囲の誘惑に負け、キャリアを台無しにしてしまう選手は枚挙に暇がない。

 このサッカー界の暗部について、「金と名声に群がり、むしばもうとする連中が大勢いる」と語ったのは、元フランス代表DFのアディル・ラミだ。

 出番はなかったものの、2018年のロシア・ワールドカップで世界制覇を経験し、バレンシア、ミラン、セビージャ、マルセイユといったヨーロッパの名門を渡り歩いた34歳は、母国のラジオ局『RMC Sport』のインタビューで、知名度のある人気フットボーラーとしての苦悩を語った。

「俺も近くにサポートしてくれる人がいなければ、キャリアは台無しになっていたかもしれない。バケーション先じゃ、軽い女たちやポケットにぎっしりと薬を入れた男たちが集まってこようとしていた。もしも、メンタル的に強くなければ、もう死んでいたかもしれない」

 実際にラミは、あるバケーションでの経験談も明かしている。
 
「気づいたら、どこから来たのかもわからない女性たちが俺たちの飲んでいたクラブの席のテーブルにいた時がある。すぐにその場から出ていくように忠告して、若い彼女たちに『こんな場所で恋愛を見つけるもんじゃない』と諭したよ」

 甘い蜜を吸い取ろうとする人間たちとの接点を明かしたラミは、「彼らにとってサッカー選手は格好の獲物だ」と赤裸々に続けた。

「サッカー選手を落とすのは簡単だろうね。全員がそうだとは言わないが、サッカー選手は肉体的に見栄えが良くて、何よりもカネも持っていて、若い。そうした名声によって、多くの女性やドラッグディーラーたちが興味を持ってくるんだよ。ただSNSでフォロワーを増やしたいがために近寄ってくる奴だっている」

 華のあるサッカー界の闇を明かしたラミ。現在、ポルトガル1部のボアビスタでプレーするベテラン戦士の告白は、サッカー界の若手たちの耳に届くだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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