「今ほど困難な時期は知らない…」ポグバがマンUでの“不振”を告白。フランス代表監督が勧める復活の秘策とは?

2020年11月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

4年前に125億円でマンUに復帰をするも…

マンUで精彩を欠き続けているポグバが、自らのスランプについて口にした。 (C) Getty Images

 約4年前にエポックメーキングな移籍金で世間を賑わせたフランス代表MFは、カムバックした古巣でもがいている。ポール・ポグバだ。

 現在27歳のポグバは、16年の夏にユベントスから約8930万ポンド(約125億円)で、古巣のマンチェスター・ユナイテッドに移籍して、「盟主再興」の旗頭になることが期待された。だが、相次ぐ怪我もあり、かつての自信に満ちたダイナミックなプレーは影を潜め、ピッチ外の言動ばかりがクローズアップされているのが現状だ。

 公式戦での出場10試合で先発が「5回」にとどまっている今シーズンも、精彩を欠いており、プレミアリーグで14位と低迷するチームの戦犯のひとりとなっている。

 この現状にポグバ自身は何を想うのか? フランス代表に参戦中の27歳は、母国のラジオ局『RTL』の取材で、「こんなに難しい時期は経験したことがない」と赤裸々に明かしている。

「自分のキャリアで、今ほど困難な時期は知らない。フランス代表には新鮮な空気があり、このグループは例外的で、ある意味で魔法のようなものだよ」
 
 クラブチームでの"スランプ"を打ち明けたポグバを気に掛けるのが、レ・ブルー(フランス代表の愛称)の指揮官ディディエ・デシャンだ。

 フランス代表でポグバと師弟関係にあるデシャンは、「彼にアドバイスをするようなことは特にないよ」と前置きしたうえで、こう続けた。

「彼はマンチェスター・ユナイテッドでのプレー時間とポジションに満足できていない状況にいるし、明らかに最高の時期ではない。ケガ人が次々と出てきているし、コロナが彼にもかなりの打撃を与えたと私は思う。いま彼は、自分自身でリズムを見つける必要があるんだ」

 はたして、ポグバはデシャンの言う"リズム"を取り戻せるのか。この先のプレーに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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