「バカげてるよね」クロースとオーバメヤンがゴールパフォーマンスを巡って“大舌戦”! 「僕は子どものために…」

2020年11月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

クロースの批判にオーバメヤンも反論

マスクを被る独特なパフォーマンスを披露しているオーバメヤン(左)にクロース(右)が持論をぶつけた。 (C) Getty Images

 一つのゴールパフォーマンスを巡った論争が、ファンをも巻き込んだ騒動に発展している。

 事の発端となったのは、ドイツ代表MFトニ・クロースの発言である。弟のフェリックスと共に配信しているポッドキャスト番組『Einfach mal Luppen』に出演したクロースは、「かつてオーバメヤンがやっていたけど、マスクをつけてゴールを喜ぶなんて、止めてほしい。いいお手本にならないし、ナンセンスだよ」と、スパイダーマンやブラックパンサーといった人気漫画キャラクターのマスクを被るオーバメヤンのゴールパフォーマンスを批判したのだ。

 さらにクロースは、こうも続けている。

「もしも、ダンスや振り付けのリハーサルとかしていたらバカげているよね。僕がいつもいいと思っているのはゲルト・ミュラーだ。彼はただジャンプしてパンツを上げるだけ。それこそが純粋な喜びで、オーバーリアクションじゃないと思う」

 このドイツ代表MFの意見に真っ向から反対したのが、他でもない名指しで批判されたオーバメヤンだった。
 
 クロースの批判をニュースで知ったガボン代表FWは、自身のツイッターで「あなたに子どもはいるかい?」と投げかけ、「僕は息子や多くの子どものために何度かそれをやったことを覚えておいてくれ。これからもやるよ」と主張した。

 これにクロースは自らのツイッターで「子どもは3人いる」と返答。するとオーバメヤンは、ドルトムント時代にマルコ・ロイスと一緒にバッドマンとロビンマスクに扮したマスクパフォーマンスの写真とともに、「あなたの3人の子どもに祝福を。心からバッドマンとロビンより」というメッセージと送った。

 この二人のやり取りは、ファンの間にも波及。両者のツイッターには様々な意見が寄せられている。

「マスクをしてようがしてまいが、オーバメヤンとクロースじゃ格が違う」
「クロースの意見は間違っていない。31歳が同点ゴールを決めたぐらいでマスクを被るのはどうかと思う」
「バイエルンやマドリーじゃふざけたパフォーマンスは許されない」
「オーバメヤンの行為は注目を集める目的がある。なんでクロースは気に掛けているの?」
「オーバメヤンのパフォーマンスは世界の子どもたちに向けたもので、唯一無二だ」
「恵まれない子どもたちへ向けた行ないであり、相手を馬鹿にするものじゃない」

 大きな波紋を広げることになったクロースとオーバメヤンの"舌戦"。その遺恨はしばらく残りそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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