日本代表と同じオーストリアで代表合宿を行っている韓国代表。その主軸であるFWソン・フンミンが、今年初の代表マッチに臨む心境を明かした。

　パウロ・ベント監督が率いる韓国代表チームは11月15日にメキシコと、17日にはカタールとの親善試合を行なう。プレミアリーグのトッテナムに所属するソン・フンミンは、11日にチームに合流した。

　代表公式HPのインタビューに応じたソンはまず、ロシア・ワールドカップのグループステージでメキシコと対戦し、１-２で敗れた時のことを、「とても痛い思い出だ」と振り返っている。

「この合宿に合流して、今回の試合について率直な気持ちを告白した。今回対戦する２つの国は、我々がメジャーな大会で敗れたチームだ。なので、私はメキシコを倒したい。もちろんカタールも。できれば自らゴールを決めたい」
 

　そして、こうも続けた。

「勝てるのならば、ゴールは仲間がとってくれてもかまわない。（前線で連係する）ファン・ヒチャン（RBライプツィヒ）、ファン・ウィジョ（ボルドー）とは長い間お互いのことを知っているし、分かり合っている。今はクラブで難しい時間を過ごしているけれど、代表チームが良い方向に行くきっかけになればいい。そのサポートが自分の仕事だと思っている」

　韓国メディア『Yonhap News』によれば、同国にとっては今年初めての国際試合となり、これまで499勝を挙げている代表チームにとって通算500勝の達成がかかる重要な試合となるようだ。

　プレミアリーグで今シーズン８ゴールを挙げている絶好調のストライカーは、母国にとって記念すべき白星をもたらすことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部