「いまだゴールがなく…」ニューカッスル地元紙がレンタル中の武藤嘉紀を酷評!「今のままでは悲惨な契約になる」

2020年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今のままでは移籍金を回収できない…」

新天地で苦戦を強いられている武藤に古巣の地元紙から厳しい意見が寄せられた。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 今夏に出場機会を求めて、スペインへと渡ったサムライ戦士がもがいている。

 開幕前にプレミアリーグの古豪ニューカッスルからラ・リーガのエイバルへとレンタルで移籍した日本代表FWの武藤嘉紀は、開幕から9試合中6試合に出場してプレー機会は得ているものの、いまだゴールなしと何よりも欲しい結果を残せずにいる。

 レンタル先で苦闘する日本代表FWの現状を、保有元のニューカッスルの地元メディアも危惧している。地元紙『Chronicle』は「ヨシノリ・ムトウのレンタルは悪夢の始まりを迎えた」と見出しを打ち、次のように綴った。

「ヨシノリ・ムトウは、スティーブ・ブルースとの戦いに苦労した後に、キャリアを再生させるためにスペインに飛んだ。しかし、いまだゴールがなく、新クラブでもレギュラー格からは後退している」
 
 さらに記事では、エイバルのフラン・ガルガラサSDが「ニューカッスルには移籍金を払うかどうかだと何度も突き返されたが、最終的に私たちが最初に彼らに伝えていた金額でやってきた」と語ったことに触れ、「今のままではムトウに支払った移籍金は回収できない」とクラブが厳しい状況にあるとした。

「現状のムトウのパフォーマンスでは、マグパイズ(ニューカッスルの愛称)がマインツに支払った950万ポンド(約13億3000万円)を回収するのは難しくなる。そして、このままエイバルがレンタル契約を打ち切った場合、彼らは再び週給5万4000ポンド(約756万円)を支払うことを余儀なくされ、クラブにとっては悲惨な契約になる」

 古巣クラブの贔屓紙からバッサリと断じられてしまった武藤。ここから周囲を見返す活躍を期待したいが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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