「偉大なるスターのカガワの元へ…」ギリシャ挑戦の森本貴幸が1か月で退団。新天地はスペインか

2020年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「モリモトは好感の持てる男だった」

アビスパ福岡からギリシャへ挑戦した森本だったが、そのチャレンジは意外な形で終わった。 (C) SOCCER DIGEST

 ギリシャへ飛び立ったサムライ戦士の去就が再び騒がしくなっている。

 10月にJ2のアビスパ福岡を退団し、ギリシャ3部のコザニFCへと電撃移籍をしていた元日本代表FWの森本貴幸だが、地元紙『Gazzetta.gr』は、プレーをせずに退団する意向だと報じた。

 加入1か月足らずでの退団について、「今年のギリシャ・サッカー界最大の移籍をしたモリモトが去る!」と驚きをもって伝えた同紙によれば、ギリシャは新型コロナウイルスの影響で国内リーグ戦が開幕しておらず、この先も開催が不透明な状況となるために、森本はチームを去ることを決断したという。

 現在32歳の森本は2018年に加入した福岡では、在籍3年間で53試合に出場して7ゴール。ギリシャ挑戦に向けては退団時に「これまでとは違う環境での挑戦をしてみたい」とコメントしていただけに、パンデミックという予期せぬ形でチャレンジが終わってしまったのは本人にとっても複雑だろう。
 
 一方で、森本はすでに新天地探しも始めているようだ。『Gazzetta.gr』は、「スペインでの可能性を模索している」と伝えている。

「チャンピオンシップの延期など、プロリーグ史上でも前例のない状況下で退団を決意したモリモトは好感の持てる男だった。彼はこの先、友人であり、偉大なるスターであるカガワがいるスペインへ向けて行く可能性を模索しているようだ。そこで練習する機会を得ることだろう」

 世界的な未曾有のなか、森本は囁かれている通りにスペインで活躍の場を求めるのか。その動向に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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