【U-22日本代表】武蔵が2発! 本番前最後の実戦で完勝

2015年03月22日 サッカーダイジェスト編集部

スコールによる中断で修正を図り、息を吹き返す。

前半は、日本で行なわれたミャンマー戦と同様の4-2-3-1で戦い、荒野のゴールでリードを奪う。

 3月27日から始まるリオデジャネイロ五輪アジア1次予選に向けて、開催国マレーシアで合宿中のU-22日本代表が21日、首都クアラルンプール近郊のセラヤン競技場でマレーシア・スーパーリーグ(1部)のサイム・ダービーFCと練習試合を行なった。
 
 6日後に迫った初戦のマカオ戦前の最後の実戦で結果は4-1。負傷明けの荒野が24分に先制点を奪い、後半に一時は同点とされるも、鈴木の2得点と野津田のゴールで突き放した。
 
 前半は浅野、豊川、中島が次々とゴールに迫る動きを連発したが、手倉森監督が「それぞれスピードはあったが、リンクしていなかった」と話すように、連動性を欠いて思うように得点に結びつかなかった。
 
 1-0で迎えた後半は、開始3分にいきなり失点。前半の4-2-3-1から3-4-3にシステムを変えてオプションを試したが、出鼻をくじかれる。岩波をはじめ、植田、奈良の3バックがリスタートに反応できず、簡単に裏を突かれた。
 
 岩波が「個人的なミス。前半が完璧だっただけにもったいない」と悔やめば、指揮官も「攻守の準備を大事に、と言っていたのに」と不満顔。一方で、本番前の教訓として「気付かされたのかな」と続けた。
 
 51分には、現地特有のスコールに見舞われ、落雷の恐れが出たために試合が中断。ただ、雷雲が過ぎるまでの15分間にロッカールームで修正点を確認し、その後は息を吹き返す。再開後の65分に鈴木、69分に野津田が続き、84分には松原の右クロスに鈴木が鮮やかに頭で合わせた。
 
「(松原)健君とはいつもクロスの細かい部分について話し合っているし、どんどん良くなっている実感がある」(鈴木)
 
 鈴木と松原の新潟コンビの躍動もあり、予選前の最後のゲームを勝利で締めくくった。
 

■試合結果■
U-22日本代表 4 1-0 1 サイム・ダービーFC
             3-1
得点者/日=荒野(24分)、鈴木(65分)、野津田(69分)、鈴木(84分)
      サ=ポロスキー(48分)
 
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