「守備は改善されたが…」エメリとアルテタはどちらが良かった? 英メディアがアーセナルでの戦績を比較!

2020年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

プレミアリーグ28試合での勝率で上回るのは?

エメリ(左)の解任を受けて、古巣の指揮官に就任したアルテタ(右)。まもなく1年が経過しようとしている。(C)Getty Images

 2019年12月にOBのミケル・アルテタを指揮官に招聘したアーセナル。はたしてその成果は出ているのだろうか?

 英メディア『90min』は、プレミアリーグにおける成績で、前任者であるウナイ・エメリ(現ビジャレアル)とアルテタを比較し、「相変わらず低調だ」と評している。

 ここまでアルテタが指揮した28試合の成績は、13勝6分け9敗で46.4%。エメリの最初の28試合は17勝5分6敗で勝率は60.7%。シュート本数も267対345、ゴールも41対60と、後者のほうが良いのは明らかだ。ただ、失点は31対38と守備は若干ながら改善されている。

 リーグ戦の成績ではエメリ時代のほうは良かったが、タイトルという面では、FAカップとコミュニティシールドを手にしたアルテタが上回る。

 同メディアは「エメリのサッカーブランドは、明らかにDFの安全性を、攻撃の脅威と交換した結果である」と評し、「アルテタになって守備の建て直しに成功したといえるだろう」と綴っている。
 
「1週間前はマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利したのがその成果だ。だが、前節のアストン・ビラ戦では0-3となす術なく負け、堅固だったはずの砦は破られてしまった。チームの一貫性のないパフォーマンスに少なくない批判の声も上がっている」

 ここまで11位と低迷しているが、クラブがアルテタに寄せている期待は変わらず高いという。

「アーセナルは"OB"である彼に対して、信じられないほどの忍耐力でチャンピオンズ・リーグへの復帰を待つ覚悟がある」

 とはいえ、まもなく就任から1年を迎える38歳の若き指揮官の両肩には、大きなプレッシャーがのしかかっていることだろう。アーセナルは代表ウィーク明けの11月22日、リーズ・ユナイテッドと対戦する。巻き返しのキッカケを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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