【J2】長崎が新加入E・ジュニオの2発で群馬破り昇格圏追走! 新潟は上位対決を制し4位に浮上、2位福岡は痛恨の敗戦…

2020年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

長崎が新加入E・ジュニオの2ゴールで3連勝!

長崎が新加入E・ジュニオの2発で群馬に逆転勝利を収め、3連勝を挙げた。写真:徳原隆元

 J2リーグは11月8日、各地で32節の10試合を開催。痛恨の敗戦を喫した昇格圏内2位のアビスパ福岡に、V・ファーレン長崎が勝点2差にまで迫った。

 2位につける福岡は、ホームに19位の松本山雅FCを迎えた。試合はなかなか相手の堅守を崩し切れず、平行線のまま時間が推移していく。すると55分、ペナルティエリア中央でセカンドボールを回収した松本の杉本太郎に冷静にネットを揺らされ痛恨の失点。その後攻勢を強めるもチャンスをモノにできず、福岡が0-1の敗戦を喫した。

 3位のV・ファーレン長崎は、敵地で20位ザスパクサツ群馬と対戦。試合は立ち上がりから群馬に押し込まれると、13分にCKから川上優樹に頭で合わせられ早くも失点。それでも後半終了間際に、新加入のエジガル・ジュニオの得点で振り出しに戻すと、さらに59分にもふたたびE・ジュニオが勝ち越しゴールを挙げて逆転。2-1で勝利した長崎が3連勝で勝点を60とし、昇格圏内の2位福岡に勝点2差にまで迫っている。

 前節5位のアルビレックス新潟は4位・ギラヴァンツ北九州との上位対決に挑み、1-0の完封勝利。途中出場の大本祐槻が投入直後の69分に、ゴール前の混戦からロメロ・フランクのパスを押し込み、貴重な先制ゴールを挙げる。結果的にこの得点が決勝点となり、指揮官の采配が見事に的中した新潟が2連勝。勝点を52に伸ばし4位に浮上した。一方北九州は2連敗で6位に後退している。

 前節終了時で6位に位置し、ここまで3戦負けなしと好調を維持しているヴァンフォーレ甲府は、15位・大宮アルディージャのホームに乗り込んだ。立ち上がりこそ相手の積極的なプレッシャーに苦戦し、攻撃のリズムを掴めないでいる甲府だったが、33分にCKの流れからドゥドゥが先制点を挙げる。58分にディフェンスラインの背後を突かれ同点とされたものの、終了間際の90+5分に内田健太が劇的ゴールを決め2-1の勝利。苦しくも勝ち切った甲府が2連勝で勝点を52に積み上げ、5位に浮上している。
 
 J2・32節(2日目)の結果は以下の通り。

栃木 1-0 京都
大宮 1-2 甲府
千葉 1-5 山形
新潟 1-0 北九州
金沢 2-4 水戸
磐田 1-1 愛媛
岡山 1-0 町田
福岡 0-1 松本
琉球 1-0 山口
群馬 1-2 長崎

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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