【J1展望】1stステージ・3節|湘南-仙台|走力対決を制して、勢いに乗るのは?

2015年03月21日 サッカーダイジェスト編集部

湘南――Wテクニシャンが鍵握る? 仙台――3戦1失点と堅守が冴える。

故障者/湘南=藤田祥 仙台=山本、金久保、上本、村上 
出場停止/湘南=アリソン 仙台=R・ロペス

J1リーグ・1stステージ3節
湘南-仙台
3月22日(日)/16:00/Shonan BMWスタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ
【最新チーム事情】
●遠藤不在の右ストッパーには、キム・ジョンピルが有力。
●「切り札」は大竹と山田のダブルテクニシャン?
●次第にフィットするB・セザルに初ゴールの予感!
 
【担当記者の視点】
 リオ五輪予選に参戦する遠藤が不在となるのは、確かに戦力的にはマイナスだ。ただ守備力では遠藤と遜色ないキム・ジョンピルの起用が有力で(若干足を痛めている? との情報も)、その熱いハートがチームに間違いなく"なにか"をもたらすはずだ。
 
 また、鹿島戦で豪快に決勝弾をねじ込んだアリソンが出場停止になり、この試合は「切り札」も欠く。膠着状態や同点の状況が続いた場合には、前線でボールを持てて相手を揺さぶれる大竹、空いたスペースに顔を出せる山田の"ダブルテクニシャン"を展開に応じて投入し、流れを変えるか。
 
 なにより、B・セザル、坪井といった新戦力が次第に湘南スタイルにフィットしてきているのは好材料に挙げられる。
 
周囲とのコンビネーションを急激に向上させてきたB・セザルには、初ゴールが期待されるところ。また坪井にもストッパーでの初先発の可能性はあり、ナビスコカップに続く2試合連続ゴールもあるか? どこからでもゴールを狙う全員攻撃を掲げる湘南にあって、決して非現実的な話ではない。

【J1展望】1stステージ・3節|全9カードの予想布陣、各チームの最新動向
 
ベガルタ仙台
リーグ戦成績(2節終了時):5位 勝点4 1勝1分0敗 3得点・1失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップで得点を決めたウイルソンは完調間近!
●湘南の情報収集力を警戒し、試合前々日の練習を非公開に。
●古巣・横浜戦でPKストップ。六反がリーグ戦でも先発か?
 
【担当記者の視点】
 前節の柏戦では試合終了間際の失点で勝点3を逃したが、内容は非常に充実していた。続くナビスコカップの横浜戦では苦しみながらも1-0の勝利を収め、公式戦3試合で1失点と守備が安定。「どんな時も堅守をベースに試合へ入る」という渡邉イズムが順調に浸透し、チーム状態は好調をキープしている。
 
 勝利へのキーポイントは「球際」と「縦への鋭さ」。機動力が武器の湘南相手に、柏戦で見せた激しい寄せを90分間繰り返すことが必須条件になる。奪ったボールを素早く前線に供給し、コンディションを上げてきた仙台の武器であるウイルソンを活かしてゴールに迫りたい。
 
「走力、球際、攻守の切り替えでどこにも負けないチーム」(渡邉監督)を目指す仙台にとっては、なんとしても叩いておきたい相手だ。

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・2節
 
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