「見るも無残だ」OBのベルバトフが古巣ユナイテッドを酷評!「監督に責任がある」

2020年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

週末のエバートン戦で「勝てなければ…」

スールシャール監督への支持を表明してきたベルバトフも、さすがに物申さずにはいられなかったようだ。(C)Getty Images

 イングランド有数の名門、マンチェスター・ユナイテッドに対する批判は強まるばかりだ。

 チャンピオンズ・リーグ(CL)でパリ・サンジェルマンを下し、RBライプツィヒに5-0と大勝して賛辞を集めたユナイテッド。だが、プレミアリーグ前節でアーセナル、11月4日のCLグループステージ第3節でイスタンブール・バシャクシェヒルを相手に1-2で敗れている。

 OBのディミタール・ベルバトフも、古巣の現状に嘆きを隠せないようだ。『betfair』のコラムで「非常に悪いパフォーマンスだった」と、バシャクシェヒル戦の出来を酷評した。

「本当になんと言っていいか分からないパフォーマンスだ。説明がない。先週はライプツィヒに5-0と見事だったのに、次の週にこれだ。理にかなっていない。だから先週、浮かれ過ぎてはいけない、大事なのは一貫性だと言ったんだ。特に最初の失点は言葉で表現できないほど悪い。デンバ・バはウサイン・ボルトじゃない」

「見るも無残だ。子どもの試合で見るミスだよ。ひどさを表現するにはもっと強い言葉も使えるが、もう周知のとおりだ」
 
 当然、オレ・グンナー・スールシャール監督への重圧は増すいっぽうだ。イングランドでは、元トッテナム監督のマウリシオ・ポチェティーノが後任候補と騒がれている。

 ベルバトフは「噂が本当なら、ユナイテッドを責めることは難しい。チームのプレーが悪いときは監督に責任がある。それはつねに事実だ」と、監督交代もやむを得ないとの見解を示している。

「わたしはずっとオレを称賛してきたし、彼のサポーターだ。だが、彼がこのままで続ければ、変更は不可避だよ」

 ユナイテッドは7日のリーグ戦でエバートンをホームに迎える。ベルバトフは「大事な試合になる。負ければおそらくクラブは新監督を探すだろう」と続けた。

「今は15位だ。エバートンに負ければ他試合の結果次第でさらに順位が下がる。それはユナイテッドのようなクラブにとって受け入れられないことだ。ユナイテッドとスールシャールにとっては、勝利必須の一戦だよ」

 苦境に立たされたスールシャールとユナイテッドは、巻き返すことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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