「毎年少しずつ悪くなってる」“カオス”と化したバルサ。ピケが語る復権のカギは?「このクラブに移行の年なんて…」

2020年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラ・リーガで4戦勝ちなしの現状に…

メッシと共にチームリーダーとして君臨しているピケがチームの現状を説いた。 (C) Getty Images

 絶対的なエースが退団を志願し、一部の主力が戦力外通告の末に放出され、選手たちとの確執が騒がれていた会長は辞任。バルセロナを取り巻く現状はまさにカオスだ。

 それでも、試合は訪れる。そして、バルセロナは常に勝利を求められるクラブだ。

 現地時間11月4日、バルセロナはチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第3節でディナモ・キエフに2-1と勝利。見事に3連勝を飾り、決勝トーナメント進出に近づいた一方で、ラ・リーガでは4試合勝利なしと苦戦中だ。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ジェラール・ピケはディナモ・キエフ戦後に「クラブは現状のとおりだ」と話している。

「今は多くの変更の途中だ。僕は必要な変更だと思う。僕らは流れを変えなければいけない。僕らが落ちていて、毎年少しずつ悪くなっているのは明白だからね」
 

 さらにピケは、「時間は多くないが、改善のためにそれが必要だ。バルセロナに移行の年は存在しなかった。常に勝利が義務づけられる。これから会長選があり、新しい会長と理事会がやってくる。これからの変化を少しずつ見ていこう」とも語った。

「その間、僕たちは競い続けていかなければいけない。ただ、簡単なことじゃないんだ。クラブがどうなっていくかだけじゃない。(スタジアムに)ファンもいないしね。チャンピオンズ・リーグではうまくいったけど、リーガでは変えていかなければいけない。変えていく。時間は多くないが、自信をつけて成長を続けるためにそれが必要だ」

 7日に開催されるラ・リーガ第9節でベティスをホームに迎えるバルセロナは、インターナショナルウイーク明けの21日には、敵地でアトレティコ・マドリーとの対戦が控えている。難敵のマッチメークが続くが、国内でも欧州の舞台と同じように白星を取り戻し、積み重ねていけるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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