「本当に貴重なプレーヤー」遠藤航がデュエル勝利数で再びブンデストップに! 第6節のベスト11にも選出

2020年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

シュツットガルトSDも全幅の信頼を寄せる

シャルケのモロッコ代表ハミンヌ・ハリットと競り合う遠藤。中盤の潰し役として欠かせない存在となっている。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのシュツットガルトに所属する日本代表MF遠藤航が、ドイツの老舗サッカー専門誌『kicker』の選出する第6節のベストイレブンに、セントラルMF部門で選出された。

 シュツットガルトは10月30日に行なわれたシャルケとのアウェーマッチを1-1で引き分けている。ここまで開幕から6試合連続で先発した遠藤は、攻守のバランサーとして活躍し、強豪からの勝点1奪取に貢献。この働きぶりに、『kicker』はチーム内単独トップとなる「2.0」をつけた。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 遠藤の第6節までの平均スコアは「2.50」で、ブンデス全体でも5位タイに浮上。また、マッツ・フンメルスやマックス・クルーゼらとともに、第6節のベストイレブンにも選出された。今シーズンの選出は第3節に続き、2度目となる。

 さらに、第6節を終えた時点でのデュエル勝利数でもブンデスリーガのトップタイに立った。ヘルタ・ベルリンのFWマテウス・クーニャとともに、「101」回という数値は、3位のアウクスブルク所属のイタリア代表MFダニエル・カリジューリの「85」回を大きく上回っている。
 
 現地では早くも「このリーグが初めてとは思えない」と絶賛されている遠藤。ベルギーのシント=トロイデンから彼を連れてきたスヴェン・ミスリンタットSDは、『kicker』の取材に対して、背番号3に対する厚い信頼を口にしている。

「正直に言うと、シャルケ戦の前半の彼のプレーは今シーズンで初めて平均的だった。だが、彼の守備的MFとしての重要性は、一度や二度で揺らぐものではない。彼がグループ全体の評価を気にする必要はない。エンドウは本当に貴重なプレーヤーで、その価値は我々は誰もが知っている」

 同誌によれば、内転筋の問題でしばしトレーニングを離れていた遠藤は、現在はチームトレーニングに復帰。次節からは完全復活が臨める状態のようだ。

 昨シーズンをドイツ2部で戦い抜き、チームの1部昇格に貢献した遠藤は、すでにチームに欠かせない存在に成長した。次節は11月7日、ホームに長谷部誠、鎌田大地を擁するフランクフルトを迎える。新旧日本代表プレーヤーの対決にも、注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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