“南野のライバル”が鮮やかハットトリックで存在誇示! リバプールが難敵アタランタに5発快勝【CL】

2020年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

リバプールが怒涛のゴールラッシュ

クロップ監督の先発抜擢にハットトリックというこれ以上ない形で応えたジョッタが、レギュラー争いで猛烈なアピールをしてみせた。 (C) Getty Images

 現地時間11月3日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第2節(D組)で、南野拓実が所属するリバプールは、敵地でアタランタと対戦した。

 CLでは連勝と上々のスタートを切ったリバプールは、この試合でスタメンを変更。クロップ監督は普段の3トップにもメスを入れ、"偽9番"にフィルミーノではなく好調を維持するジョッタを起用した。注目の南野はベンチスタートとなった。

 試合は立ち上がりから攻勢に出たリバプールが早々に均衡を破る。16分、アレクサンダー=アーノルドのスルーパスに抜け出したジョッタがエリア内に侵入。相手DFの寄せを弾きながら、最後は鮮やかなループシュートを決めた。

 南野とポジションを争うジョッタの一撃で先手を取ったリバプールは、その後も積極果敢なハイプレスで相手を押し込むと、20分以降はワンサイド気味に試合を推し進める。そしてまたしてもポルトガル代表FWが鮮やかなゴールを見舞う。

 33分、エリア内で味方からのロングパスを巧みにトラップしたジョッタが相手DFをかわしてから右足一閃。鋭いボレーシュートをゴール左下隅へと射抜いたのだ。

 背番号20のボレー弾で突き放したリバプールは、その後もアタランタを押し込んだまま、2-0で前半を終えた。
 
 迎えた後半もリバプールの勢いは止まらなかった。開始間もない47分にサラーがチーム3点目をもぎ取ると、その2分後にはマネが素早い抜け出しから華麗なループシュートを決めた。

 怒涛のゴールラッシュで完全に主導権を握ったリバプールは、沈黙するアタランタの面々を尻目に試合の趨勢を定める。54分、マネのスルーパスを受けたジョッタが、飛び出してきた相手GKを華麗にかわし、無人のゴールへ冷静に流し込んだ。

 期待の新戦力がクロップ監督の抜擢に応えるハットトリックを決め、アタランタを突き放したリバプールは、64分にフィルミーノ、ミルナー、ケイタを一気に投入。さらに80分にはサイドバックのN・ウィリアムスとツィミカスを入れ、最後までペースダウンをせずに前掛かりにプレスをかける姿勢を貫いた。

 その後もアタランタの反撃を危なげなくかわしたリバプールは、結局、5-0で快勝。CL開幕3連勝でD組首位の座を守った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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