恋人への“暴行容疑”で逮捕のギグス監督、11月のウェールズ代表戦は指揮せず。本人は否認も…

2020年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ウェールズ・サッカー協会は「これ以上はコメントしない」

ウェールズを率いるギグス監督。恋人のケガは軽傷だったと報じられているが…。 (C)Getty Images

 ウェールズ代表を率いるライアン・ギグス監督が、恋人への暴行容疑で逮捕された件をうけ、ウェールズ・サッカー協会(FWA)は11月の代表ウィークは「指揮を執らない」ことで本人と合意したと発表した。

 ギグス監督は現地時間11月2日、恋人のケイト・グレビルさんへの暴行容疑で1日夜に逮捕されたと報じられた。その後、取り調べ等を経て2日午後に釈放されたようだ。英公共放送『BBC』によれば、代理人を通じて本人は暴行容疑を否認しているという。

 だが、FWAは事態を重く受け止め、11月12日に予定されていたアメリカとのフレンドリーマッチ、ともにネーションズ・リーグで相まみえる15日のアイルランド戦、18日のフィンランド戦でギグス監督が指揮を執らないことを決定。代役はアシスタントコーチのロバート・ペイジが務めることになった。
 
 FWAは「今後、代表チームに招集するメンバーを発表する。我々の当面の優先事項は、次のインターナショナルマッチに向けて体制を整えることだ。現時点で、我々はこれ以上のコメントを発表しない」としている。

 名門マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであり、サッカー選手として輝かしい経歴を持つギグスだが、私生活では離婚、不倫など女性トラブルが絶えない。現地紙『Country Times』は「この男は、ウェールズ代表で64試合に出場し、プレミアリーグを13回、チャンピオンズ・リーグを2回、FAカップを4回、リーグカップを4回制覇した経歴を台無しにする気のようだ」と伝えている。

 ウェールズの英雄は、疑惑を払拭することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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