監督交代に揺れた清水が8試合ぶり白星! 初陣勝利の平岡新監督は「全員足がつるまで頑張ってくれた」

2020年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

3ゴールを奪うも「攻撃に関しては着手していない」

8試合ぶりの白星に導いた清水の平岡新監督。(C) SOCCER DIGEST

[J1リーグ26節]清水3-1神戸/11月3日(火)/アイスタ

 監督交代に揺れた清水が8試合ぶりに白星を掴んだ。

 1日にピーター・クラモフスキー監督との契約を解除したばかりの清水エスパルスは、ホームにヴィッセル神戸を迎え撃った。前半に山口蛍のミドルシュートで先制された清水だったが、後半は一転して攻勢に。66分に西澤健太のCKからヴァウドのヘディングシュートで同点に追いつくと、75分には再び西澤のアシストからエウシーニョが逆転弾。さらに87分にも西澤のセットプレーのクロスから金井貢史が頭でネットを揺らし、勝負を決める3点目を挙げる。清水が見事な逆転劇で、平岡新監督の初陣を勝利で飾った。

 チームを8試合ぶりの白星に導いた指揮官は、「サポーターの方々、DAZNで見てくださっている方々に勝利をプレゼントしようと、一丸となって戦ってくれた」と選手たちを称え、「少なからず全員が足がつるまで頑張ってくれた」と90分を振り返った。

 1試合3得点も前回勝利を収めた9月19日の湘南ベルマーレ戦以来となったが、平岡監督は「攻撃に関しては着手していない。私はピーターさんがやってきたことを継承してきただけで、守備のところでアプローチを変えた」と語る。

 リーグ戦は残すところ8試合となったが、指揮官は「基本的には今までやってきたことを継承しながら、少しずつ私のできることがあったらやっていきたい」とし、これまでの攻撃的なスタイルを維持しながらも、徐々に平岡カラーを打ち出していくつもりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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