【柏】ネルシーニョ監督が新型コロナに感染。ルヴァンカップ決勝の指揮は…

2020年11月03日 サッカーダイジェスト編集部

ネルシーニョ監督に加えて、スタッフ1名も新型コロナに感染

新型コロナに感染したネルシーニョ監督。現在は平熱で落ち着いた状態に戻っているという。(C)SOCCER DIGEST

 11月3日、前日にトップチーム選手1名の新型コロナウイルス感染を報告していた柏は、新たにスタッフ2名に陽性反応が出たことを発表した。そのうちひとりは、ネルシーニョ監督だという。

 柏は急遽、オンライン会見を実施。瀧川龍一郎代表取締役社長が冒頭で「まずは試合延期となってしまったことにつきまして、ベガルタ仙台さんを始め、ファン・サポーター、関係する皆様に、改めてお詫びを申し上げます」と謝罪したあと、新たに新型コロナの感染が明らかになったネルシーニョ監督とスタッフ1名の経緯を説明した。

「昨日の夜のリリースでは、現時点でスタッフ2名の発熱と報告しましたが、新たに分かっている情報を報告します。スタッフ2名のうちの1名がネルシーニョ監督です。ネルシーニョ監督の経過と症状につきましては、10月30日にチーム活動に参加して平熱。31日も試合でチーム活動に参加して平熱でした。翌日の11月1日に、午前中の練習に参加した時は36.6度の平熱でしたが、午後になって体温が37.5℃になったので、PCR検査を実施しました。翌日の11月2日はチーム活動を欠席しておりまして、ここで急激に発熱して38.4度まで上がっています。PCR検査の結果は昨日の段階で再検査でした。本日もチーム活動を欠席していますが、体温は36.6度で、先ほど11時過ぎにPCR検査の結果が出て陽性判定でした。現在は平熱で落ち着いた状態に戻っていて、症状にも大きな悪化はなく、今は自宅のベッドで静養中です。

 続きまして、もうひとりのスタッフの経過状況です。10月31日にチーム活動に参加していて平熱でした。11月1日にチーム活動に参加して36.7度の平熱だったのですが、夜になって咳とのどの痛みの症状が出て、11月2日のチーム活動は欠席しています。ここで体温が38.6度まで発してPCR検査を実施しました。本日もチーム活動は欠席して36.7度まで熱が下がっていますが、こちらもPCR検査の陽性の連絡を受けました。現在の状況につきましては、平熱でのどの痛みも咳も収まって、今は自宅で静養中です。味覚症状の異常もないですが、明日から成田市内のホテルで10日間ほどの自主隔離を行なう予定です」

 今後については、試合のためすでに仙台入りしていた選手たちが柏に帰り次第、選手、スタッフ、フロントも含めてPCR検査を実施し、クラブハウスは選手が仙台から戻る前までに、清掃と消毒を行なう。全員のPCR検査の結果は明日の昼頃に出る予定で、その結果をもってこれからの予定を検討するという。

 なお、ネルシーニョ監督について瀧川社長は「一般のルールとして、隔離で療養に努めていただくことになる前提で考えている」。そのため、11月7日に行なわれるルヴァンカップ決勝も指揮を執るのは難しいが、監督代理が誰になるかについても「今後の状況を見ながら検討したい」と話すにとどめた。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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